千山万水の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
千山万水
【読み方】
せんざんばんすい
【意味】
たくさんの山や川。山や川が続くこと。深山幽谷の形容。また、旅路の長くけわしいことの形容。
なるほど、それは「山も川もめちゃくちゃあるような場所」やな。
それを全部越えていく長ーい旅のこともいうんやね。
まるで「大冒険の旅」のような感じやな。おもしろそうやね!
それを全部越えていく長ーい旅のこともいうんやね。
まるで「大冒険の旅」のような感じやな。おもしろそうやね!
【語源・由来】
「千」「万」は数の多いことを示す。「山水」は「山河」に同じ。行けども行けども山や川が続くという意味。
【典拠・出典】
宗之問
【類義語】
・万水千山(ばんすいせんざん)
・千厳万壑(せんがんばんがく)
千山万水(せんざんばんすい)の解説
カンタン!解説
「千山万水」っていうのは、本当にたくさんの山や川がある様子を表す言葉だよ。「千」や「万」は数がたくさんあるってことを示すんだ。
これは、山や川がどこまでも続く風景を描写するときや、旅の途中でたくさんの山や川を越えなくちゃいけない、そんな長くて大変な道のりを表すときに使うんだ。「山水」とは山や川のことで、「山河」と同じ意味だよ。
だから、「千山万水」は、「行けども行けども山や川が続く」っていう意味になるんだ。また、同じような意味を表す「万水千山」っていう表現もあるよ。
たとえば、「千山万水の間を旅する」って使うと、たくさんの山を登り、たくさんの川を越えて旅を続ける、そんな大変な旅をしていることを表しているんだよ。
千山万水(せんざんばんすい)の使い方
ともこちゃん、少し休もうよ。
さっき休憩したばかりじゃない。そんなに休んでいたら、日が暮れてしまうわ。
ちょっと散歩に行こうというから来たのに、こんなに千山万水だという場所とは思わなかったよ。
日が暮れるまでには、山小屋につかなければならないのだから、先を急ぎましょう。
千山万水(せんざんばんすい)の例文
- たとえ千山万水が続いたとしても、先に進むしか助かる道はないんだ。早く国に帰りたいものだ。
- これほどの絶景は今まで見たことがないよ。見渡す限り千山万水だ。
- 飛行機はもちろん、電車もない時代には、旅は命がけだったと思うよ。それでもたくさんの人々が、千山万水を乗り越えて目的地へたどり着いたんだ。
- この土地のいいところは、千山万水ということだろう。それ以外になにもないのだから、仕方ないだろう。
- 千山万水を乗り越えるためには、体力が必要だ。そして、一歩ずつしっかりと歩みを進めることが大切だ。
千山万水の文学作品などの用例
- 千山万水を越えるには、このくらいの足を持たなければならなかったのだろうと思い直しながらも、<有吉佐和子・孟姜女考>
そして、それがほとんど終わりがないほど長い旅のことも言うんだ。