【四字熟語】
前後不覚
【読み方】
ぜんごふかく
日本漢字能力検定
5級【意味】
物事のあとさきも分からなくなるくらいに正常な意識を失うこと。「前後」は時間の前と後。「覚」は意識する、覚えている意。
【類義語】
・人事不省(じんじふせい)
前後不覚(ぜんごふかく)の使い方

健太くん、一体今までどこでなにをしていたの?姿が見えないから、みんな心配して探し回っていたのよ。

河原で休んでいたんだけど、ぽかぽかと日差しが心地よくて、いつの間にか眠ってしまっていたんだよ。

それにしても、前後不覚になるほど眠ってしまうなんて、驚くじゃない。

昨日ちょっと夜更かししたせいかもしれないな。ごめんね。
前後不覚(ぜんごふかく)の例文
- 彼はとてもいい人だけれど、ひとつ欠点を挙げるならば、前後不覚になるまで酒を飲み続けるところがある。人が変わったようになってしまうから、お酒は飲まないほうがいいかもしれないな。
- 父は前後不覚になるまで酔ったせいで、玄関で眠りこけていたらしい。朝になってから、玄関で眠っている父を見つけて、母がとても怒っていた。
- 兄が前後不覚になるまでお酒を飲むなんて、きっととても悲しいことがあったのだろう。
- 彼女はとてもお酒に強いらしい。一度でいいから、前後不覚になるまで酔ってみたいと話していた。
- いくら忙しいといっても、前後不覚になるまで起きているなんて信じられないよ。とにかく少し眠らないと、倒れてしまうよ。
まとめ
前後不覚というように、物事のあとさきがわからなくなるくらいに、正常な意識を失うことになっては心配ですね。
どんな時でも、しっかりと意識を持っていられるように心がけたいものですね。