年功序列の意味(類義語)
【四字熟語】
年功序列
【読み方】
ねんこうじょれつ
【意味】
官公庁や企業などにおいて勤続年数、年齢などに応じて役職や賃金を上昇させる人事制度・慣習のシステム。 アメリカの経営学者であるジェイムズ・アベグレンが1958年の著書『日本の経営 I』において終身雇用や企業内労働組合とともに「日本的経営」の特徴として欧米に紹介した。
そういうことか。つまり、「長く働けば働くほど、また年を取れば取るほど、地位もお金も上がっていく」ってことやな。
どんな仕事でも始めてばっかりのときより、長くやってきたほうが評価されるんやな。
これは、「長く頑張ることで報われる」っていう教えがあるんやで。
どんな仕事でも始めてばっかりのときより、長くやってきたほうが評価されるんやな。
これは、「長く頑張ることで報われる」っていう教えがあるんやで。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・年功加俸(ねんこうかほう)
年功序列(ねんこうじょれつ)の解説
カンタン!解説
「年功序列」っていうのは、仕事をしている人がどんどん年を取るごとに、または仕事を長く続けるごとに、自分の地位や給料が上がっていくことを言うんだよ。これは官公庁や会社などでよく見られる制度や習慣だね。
たとえば、同じ仕事をしている人がいて、その人が会社に入ってから長い時間が経っていたり、年齢が上だったりすると、その人の地位が高かったり、給料が多かったりすることが多いんだ。
実は、「年功序列」っていう考え方は、日本独特のものとして、アメリカの経営学者ジェイムズ・アベグレンによって1958年に書かれた本「日本の経営 I」で、世界に紹介されたんだ。この本では、年功序列のほかに、終身雇用や企業内労働組合も「日本的経営」の特徴として紹介されているよ。
「年功序列型賃金」っていう言葉もあるんだけど、これは年齢や勤続年数によって給料が上がっていく方式を指しているんだよ。つまり、会社に長く勤めたり、年齢が上がったりすると、それに応じて給料が上がっていくということなんだね。
年功序列(ねんこうじょれつ)の使い方
日本には年功序列制度があるからいいよね。
まあ、健太くんみたいな怠け者でも長く勤めれば給料が上がっていくんだから、良い制度でしょうね。でも、これからは能力給のところが増えていくんじゃないかしら。
ええっ。そんなの困るよ。
情けないことを言っていると、AIに仕事を取られて、年功序列どころじゃなくなるわよ。
年功序列(ねんこうじょれつ)の例文
- 彼が僕より給料が良いのは、年功序列のせいだけではない気がする。
- 今回の人事の候補は三人いたのだけれども、最終的には年功序列で決めました。
- 我が家の飼い犬のジョンの尻尾の振り方を観察していたら、まさに年功序列で父に対して一番敬意を払った振り方をしていました。
- 年功序列で穏やかに出世して退職する予定が、派閥争いに巻き込まれ、リストラされてしまいました。
- 勝負の世界は年功序列ではない、実力が全てです。
働き始めてからの年数や、自分の年齢が重視される仕組みのことを言うんだ。