年年歳歳の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
年年歳歳
【読み方】
ねんねんさいさい
【意味】
毎年毎年。この年も明くる年も。
そやから、「年年歳歳」って言葉は、「ずっと毎年、年が変わっても変わらずに」っていう意味があるんやな。
年が明けても、また新たな年が始まるんや。
一年が終わるたびに新しい一年が始まる、それが延々と続いていくんやで。
年が明けても、また新たな年が始まるんや。
一年が終わるたびに新しい一年が始まる、それが延々と続いていくんやで。
【語源・由来】
「年」も「歳」も年月のこと。名詞を二つ重ねることによって「どの~も」という意味を表す。
【典拠・出典】
劉希夷「代悲白頭翁」
【類義語】
・歳歳年年(さいさいねんねん)
年年歳歳(ねんねんさいさい)の解説
カンタン!解説
「年年歳歳」っていうのは、年が経つごとに、つまり毎年毎年を表すんだよ。この年も来年も、ずっと続く年々を表しているんだ。なんで「年」と「歳」が二回ずつ出てくるかというと、それが「どの~も」という意味を強調するためなんだよ。
この四字熟語の出典は、中国の詩人、劉希夷が書いた詩から来ていてね、「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」という一節が有名なんだ。「歳歳年年」と逆に言うこともあるよ。
これをもっとわかりやすく言うと、「年が変わる度に、花は毎年同じように咲くけど、人は毎年同じではない」っていう意味になるんだ。つまり、時間が過ぎても自然の法則は変わらないけど、人の生活や状況は常に変わっていく、っていう意味になるんだよ。
年年歳歳(ねんねんさいさい)の使い方
年年歳歳、収入は少なく支出は多く、働けど働けど楽にならないって父さんが嘆いているよ。
株価は上がったって言うけれども、一部の株の話だし、庶民には実感がわかないわよね。
このまま貧富の差が開いていくのかなあ。
貧富の差が開かないように学ぶのよ!まずは毎日の宿題からさぼらないでがんばりましょう!
年年歳歳(ねんねんさいさい)の例文
- 年年歳歳、この桜はここで咲き、私達を楽しませてくれるていたのだけれども、去年落雷のせいで枯れてしまいました。
- 年年歳歳、春の次には暑い夏がやってくる。
- 年年歳歳、体が言うことをきかなくなってきているので、老化が始まっているようです。
- 年年歳歳、冬にはおばあちゃんと味噌を作ります。
- 年年歳歳、冬には雪が積もるのですが、今年の雪だけは異常な量でした。
年年歳歳の文学作品などの用例
- 吾が愛する春逝き、夏逝きて而して此の秋来りぬ。年々歳々、等しき季節は来る也。<国木田独歩・欺かざるの記>
- 借りが嵩じて高利さえ、借入れるようなり行きては、年々歳々借財のみ、ただいやがへに増かがみ…〈坪内逍遥・当生書生気質〉
一年が終わり新たな一年が始まる、その繰り返しを表しているんだ。