複雑怪奇の意味(語源由来)
【四字熟語】
複雑怪奇
【読み方】
ふくざつかいき
【意味】
非常にわかりにくく、あやしく不思議なこと。様々な要素が絡み合っていて、理由や原因などがよくわからないこと。またはその様子。
ほんまにそうやな。「複雑怪奇」は、「むちゃくちゃに難しくて、なんでそうなるのかがわからん」っていう状況を表すんやな。
まるで迷路みたいに、出口が見つからへんくらい複雑で、それがなんでそうなってるのかが不思議やねん。
それを表す言葉が「複雑怪奇」なんやな。
まるで迷路みたいに、出口が見つからへんくらい複雑で、それがなんでそうなってるのかが不思議やねん。
それを表す言葉が「複雑怪奇」なんやな。
【語源・由来】
「複雑」は物事の関係がこみいっているさま。「怪奇」は怪しく不思議なさま。
【典拠・出典】
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複雑怪奇(ふくざつかいき)の解説
カンタン!解説
「複雑怪奇」は、「複雑」に「怪奇」を組み合わせたもの。
まず、「複雑」は、物事が細かく絡み合っていて、理解しにくいさまを表しているよ。何かが多くの部分から成り立っていて、それぞれが互いに関連しているときに使う言葉なんだ。たとえば、物語の筋書きがたくさんの登場人物や事件を絡めて進行していたり、ある問題が多くの要素に影響を受けているときなど、そういう場面で「複雑」を使うよ。
次に、「怪奇」は、不思議でちょっと怖い、または信じがたいほどの不可解さを表す言葉だよ。何かが通常とは違っていて、その理由や原因がすぐには理解できない、そんな状況を指すときに使うんだ。たとえば、幽霊のような超自然的な現象や、解明できない奇妙な事件などが「怪奇」に該当するよ。
したがって、「複雑怪奇」は、物事がとても複雑で理解しきれず、さらにその中に不思議や不可解な要素が含まれているさまを表す表現となるよ。
例えば、「この事件は複雑怪奇を極めている」と言った場合、その事件には多くの関連する要素や出来事が絡み合っており、それらの中には理解しきれない奇妙な事象も含まれているという意味になる。つまり、その事件は単純には説明できず、さらにはその奇妙さが人々を不安にさせる、といった状況を表すよ。
複雑怪奇(ふくざつかいき)の使い方
この前、友達に複雑怪奇な性格だねって言われたよ。
そうかしら?健太くんは、複雑怪奇じゃなくて、気分屋なだけだと思うんだけどなあ。
複雑怪奇な君のことを理解するのはあきらめましたって言われたみたいでショックだったよ。
大丈夫よ。私みたいにしっかり健太くんのいいところも悪いところも理解している人が居るんだから。
複雑怪奇(ふくざつかいき)の例文
- 平沼騏一郎が内閣総辞職時に、欧州情勢は複雑怪奇と発言し、批判を浴びました。
- 素人目には複雑怪奇な事件かもしれないけれども、プロの我々刑事から見れば、証拠がたくさん揃っています。
- 複雑怪奇になった所得控除をやめて、わかりやすい税額控除にすべきだという意見が大勢です。
- インターネットができ、情報量が膨大で、複雑怪奇な現代の世界について、ひと通りのことを知るだけでも大変なことです。
- 健太くんのせいで、まったくいまいましいほどに事態を複雑怪奇なものにしているよ。
複雑怪奇の文学作品などの用例
- 本山や有名な寺院であればあるほど、複雑怪奇な事件が起きるものだな、とも思いました。<水上勉・金閣炎上>
難解で不可解な状態、という意味が込められているんだ。