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複雑多岐【ふくざつたき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語)

複雑多岐

複雑多岐の意味(語源由来・類義語・対義語)

意味

【四字熟語】
複雑多岐

【読み方】
ふくざつたき

【意味】
事情などが入り組んでいて多方向に枝分かれしていくので、全体を把握するのが非常にわかりにくいさま。

四字熟語の博士
「複雑多岐」という四字熟語は、話や事情が入り組んでいて、さらにいろんな方向に広がっていくことを表すんだよ。
全体を理解しようとすると、その複雑さからとても難しい、というイメージがあるんだ。
助手ねこ
あー、それってもう、「話がごちゃごちゃで、しかも四方八方に広がってる」って感じやな。
一つ一つの話がねじれてつながってて、全部をつかもうとすると頭がこんがらがるほど難しいんやな。
これは、「複雑な問題には、じっくりと向き合う必要がある」って教えてくれるんやな。

【語源・由来】
「複雑」は物事の関係がこみいっているさま。「多岐」は道がいくつにも分かれているさま。

【典拠・出典】

【類義語】
紆余曲折(うよきょくせつ)
・槃根錯節(ばんこんさくせつ)
・複雑多様(ふくざつたよう)

【対義語】
単純明快(たんじゅんめいかい)

複雑多岐(ふくざつたき)の解説

カンタン!解説
解説

「複雑多岐」というのは、物事がゴチャゴチャと入り混じっていて、それがいっぱいの方向に広がってるときに使う言葉だよ。

「複雑」っていうのは、なんかがすごく混ざってて、どれがどう絡んでるのかよくわからない状態を指すんだ。それに「多岐」っていうのは、まるで道がたくさんに分かれているような状態を表しているんだ。

だから、「複雑多岐」っていうのは、何かがゴチャゴチャと複雑に入り組んでいて、それがさらにいろんな方向に広がっていて、つまりとても複雑で理解するのが難しい状態を表すんだよ。例えば、「複雑多岐な問題」と言ったら、その問題がいろんな要素から成り立っていて、それがさまざまな方向に広がっていて、なんていうか、頭がこんがらがるような難しさを持ってるという意味になるんだよ。

複雑多岐(ふくざつたき)の使い方

健太
僕は空手を習っているけれども、空手は複雑多岐にわたっているんだよ。
ともこ
へえ。空手にもいろいろあるのね。
健太
現在普及している空手道は、試合方式の違いから、寸止めルールを採用する伝統派空手と直接打撃制ルールを採用するフルコンタクト空手、防具を着用してポイント制の直接打撃行う防具付き空手などがあるんだ。
ともこ
うーん。素人からすれば、複雑多岐ね。

複雑多岐(ふくざつたき)の例文

例文
  1. この会を改組するには、複雑多岐にわたる問題を解決しなければならない。
  2. 円相場の変動には複雑多岐ともいうべき世界的な経済事情が関係しています。
  3. 今回の事態は複雑多岐で、解決まで時間を要するものと思われます。
  4. 離婚する夫婦の理由は複雑多岐にわたり、裁判で簡単に解決できるものではない。
  5. 複雑多岐な勤務体制が、疲労蓄積の原因になり、今回のミスを生みました。

複雑多岐の文学作品などの用例

  1. これほど複雑多岐にわたる医学的な問題を良識をもって解決された裁判長に対して、深い敬意を表します<山崎豊子・白い巨塔>

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