【四字熟語】
複雑多岐
【読み方】
ふくざつたき
日本漢字能力検定
3級【意味】
事情などが入り組んでいて多方向に枝分かれしていくので、全体を把握するのが非常にわかりにくいさま。
「複雑」は物事の関係がこみいっているさま。「多岐」は道がいくつにも分かれているさま。
【類義語】
・紆余曲折(うよきょくせつ)
・槃根錯節(ばんこんさくせつ)
・複雑多様(ふくざつたよう)
【対義語】
・単純明快(たんじゅんめいかい)
複雑多岐(ふくざつたき)の使い方

僕は空手を習っているけれども、空手は複雑多岐にわたっているんだよ。

へえ。空手にもいろいろあるのね。

現在普及している空手道は、試合方式の違いから、寸止めルールを採用する伝統派空手と直接打撃制ルールを採用するフルコンタクト空手、防具を着用してポイント制の直接打撃行う防具付き空手などがあるんだ。

うーん。素人からすれば、複雑多岐ね。
複雑多岐(ふくざつたき)の例文
- この会を改組するには、複雑多岐にわたる問題を解決しなければならない。
- 円相場の変動には複雑多岐ともいうべき世界的な経済事情が関係しています。
- 今回の事態は複雑多岐で、解決まで時間を要するものと思われます。
- 離婚する夫婦の理由は複雑多岐にわたり、裁判で簡単に解決できるものではない。
- 複雑多岐な勤務体制が、疲労蓄積の原因になり、今回のミスを生みました。