不惜身命の意味(語源由来・出典)
【四字熟語】
不惜身命
【読み方】
ふしゃくしんみょう
【意味】
仏道のために身も命も惜しまないこと。
そうかいな。つまり、「自分の命まで使ってでも、目標に向かって頑張る」ってことか。
例えば、命がけの大事なことに挑む時に使う言葉やな。
これは、「命をかけても目標を追い求める強い決意」を示すんやな。
例えば、命がけの大事なことに挑む時に使う言葉やな。
これは、「命をかけても目標を追い求める強い決意」を示すんやな。
【語源・由来】
「不惜」は、惜しまないこと。「身命」は、からだと命。
【典拠・出典】
『法華経』「譬喩品」
不惜身命(ふしゃくしんみょう)の解説
カンタン!解説
「不惜身命」っていうのは、大切なことのために、自分の命や体を惜しまないことを意味するんだよ。例えば、自分が大切だと思うもののために、危険なことにでも挑むことを指すんだ。
この言葉はもともと、仏教の世界で使われていて、仏道を追求するためには、身も命も惜しまないという意味だよ。「不惜」っていうのは、「惜しまない」という意味だからね。
例えば、「不惜身命の行者」って言ったら、自分の命を危険にさらしてでも、何かを達成しようと努力する人のことを指しているんだよ。
この言葉の出典は、「法華経」という仏教の教えをまとめた本にあるんだよ。
不惜身命(ふしゃくしんみょう)の使い方
ともこちゃん。生徒会会長に当選おめでとう。
ありがとう。不惜身命でこの大役を務めあげるつもりよ。
ともこちゃんなら、今後の生徒会の歴史に残るような事をしそうだね、
ええ。手始めに制服をブランド物にかえてみようかしら。うふふ。
不惜身命(ふしゃくしんみょう)の例文
- 不惜身命という根性はなかったけれども、途中で止めるという発想もありませんでした。
- 兄は不惜身命で村人たちに津波が来ることを知らせに行き、自分が犠牲になりました。
- 村人を大波から守ろうとしたでいでらぼっちが、不惜身命で波の前に立ちふさがり、この山になったという伝説が残っています。
- 不惜身命で燃え盛る家に飛び込み、二人の子供を助けました。
- 不惜身命でおぼれていた子供を救い、警察に表彰してもらいました。
不惜身命の文学作品などの用例
- 前後をとりまく雑賀兵は、信仰で凝りかたまった不惜身命の徒輩だから、むしろ死こそ望め、生を顧みようとはしない。<司馬遼太郎・尻啖え孫市>
もともとは仏教の修行において、生死さえも超えて修行を積み重ねるという意味から来ているんだ。