【四字熟語】
鴉巣生鳳
【読み方】
あそうせいほう
【意味】
愚鈍な親がすぐれた子を生むたとえ。また、貧しい家からすぐれた人が出るたとえ。
【語源・由来】
鴉(からす)の巣に伝説の瑞鳥である鳳凰が生まれるという意味から。
【典拠・出典】
『五灯会元』「一二」
【類義語】
・老蚌生珠(ろうぼうせいしゅ)
・珠生老蚌(しゅしょうろうぼう)
・老蚌出珠(ろうぼうしゅつしゅ)
【英語訳】
・A kite breeding a hawk
・A black hen lays a white egg.
鴉巣生鳳(あそうせいほう)の使い方
すごいね、海外の名門大学にも同時に合格するなんて!
本当にすごいことだわ、びっくりよ。
驚くべきなのは田舎の小さな米農家の生まれなんだって! どこで勉強したのかな?
まさに鴉巣生鳳とはこのことね。
鴉巣生鳳(あそうせいほう)の例文
- 鴉巣生鳳のごとく、彼は村の中でもことさら貧しい夫婦の元に生まれた。
- 今度就任する事務次官は鴉巣生鳳の呼び声が高い。
- 彼は鴉巣生鳳とはいえ、ここに至るまでに人一倍の努力もしている。
- 鴉巣生鳳の彼は、成人後、自分を送り出してくれた貧しい村のために尽力した。
- これぞ鴉巣生鳳、立身出世の中でも最も好まれる話だ。