【四字熟語】
断鶴続鳧
【読み方】
だんかくぞくふ
「鶴を断ちて鳧に続く」とも読む。
【意味】
生まれつきの自然のあり方に手を加え損なうこと。
【語源・由来】
「鳧」は鴨のこと。鶴の足が長いからといって短く切り、鴨の足が短いからといってつぎ足して長くするという意味から。物事は自然なままがいいということ。
【典拠・出典】
『荘子』「駢拇」
断鶴続鳧(だんかくぞくふ)の使い方
今、遺伝子組み換えの食品が消費者に不安を与えているよね。
断鶴続鳧よね。自然なままがいいのに、寒さに強いトマトを作るために、昆虫の遺伝子を組み込むなんて不自然だわ。
安全だって国は言っているけれども、もっとしっかり研究をしてその結果を開示してほしいよね。
本当にね
断鶴続鳧(だんかくぞくふ)の例文
- ダックスフンドの足の短さは、断鶴続鳧、狩猟しやすいように人為的に作り出したものです。
- スコティッシュフォールドのたれ耳はかわいくて多くの人を魅了していますが、形成不全の猫を交配させたもので、断鶴続鳧です。
- 芸能人ならわかるけれども、一般の人が整形手術をするなんて断鶴続鳧じゃないかな。
- 山に杉をたくさん植えた結果、断鶴続鳧となり花粉が大量に飛散したのだから、人間は自然に手を加えるべきではないのです。
- 断鶴続鳧というように、人が天気を操作したら、将来的に大変痛い目にあうでしょう。