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異類無礙【いるいむげ】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
異類無礙

「異類無碍」とも書く。

【読み方】
いるいむげ

【意味】
異質な者同士が、何の障害もなく互いに通じあうこと。

【語源・由来】
仏教の言葉で、火と水のような異質なものが、さし障りなく通じることをいう。

【典拠・出典】

異類無礙(いるいむげ)の使い方

ともこ
健太くん。どうかしたの?
健太
さっき、友達に、成績優秀のともこちゃんと成績最下位の健太くんが仲が良いなんて異類無礙だねって言われたんだ。
ともこ
そうね。趣味も考え方も真逆だから、そう思われても仕方がないわよね。健太くんがおむつをはいていた頃から知っているから、付き合いの長さは誰にも負けないのよね。そうそう、あの頃健太くんは・・・。
健太
ああー。おむつをはいていた頃の話はもういいよ。

異類無礙(いるいむげ)の例文

  1. 信仰する宗派が違うのに、彼らは仲が良くて異類無礙です。
  2. 育ちも家柄も全く違うのに、異類無礙、彼女たちは、四六時中一緒にいます。
  3. ともこちゃんは理系、健太くんは文系だけれども、何か共通の趣味でもあるのか、異類無礙です。
  4. 彼女は物静かで、彼は粗暴なのに、異類無礙、なぜか親しそうです。
  5. 彼は辛い物が好きで、彼女は甘いものが好きなのに、異類無礙、よく一緒にご飯を食べに行っています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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