【四字熟語】
英明果敢
【読み方】
えいめいかかん
【意味】
才能があって、ものの道理に明るく、しかも思い切りがいいこと。
【語源・由来】
「英明」は才知にすぐれて賢いこと。
「果敢」は思い切ってするようす。決断力があるようすをあらわす。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・英明果断(えいめいかだん)
・七歩之才(しちほのさい)
【英語訳】
He has good wisdom and a sense of morality and has the power to execute.
英明果敢(えいめいかかん)の使い方
歴史上の人物で好きな人は?
うん。やっぱり坂本龍馬だね。テレビなんかで取り上げられてると、つい見ちゃうんだ。
へ~。どんなところが好きなの?
時代の先を読む能力と抜群の決断力だよね。彼のような英明果敢な人物がいたからこそ大政奉還は成し得たんだろうな。
英明果敢(えいめいかかん)の例文
- あのような英明果敢な人物にこそ、社長になってもらいたいものだ。
- 同族経営で世襲制の我が社において、一族とはまったく関係ない彼が社長職に大抜擢された。その時、社内に激震が走ったのは言うまでもないが、彼は持ち前の英明果敢さで会社を一つにまとめ、盛り立てていったのだった。
- 君は英明果敢だね。
- 新郎は普段は穏やかで優しい男ですが、いざ仕事となると英明果敢。社内でもできる男と評判です。
- A氏の息子さんは英明果敢なよい青年だよ。
- あの歴史上の人物は大河ドラマで描かれているような英明果敢な男だったのだろうか。見たわけではないから、分からないよな。本当のところはどうなんだろう?
- あのチームが強くなった理由は英明果敢な監督を引き入れたことだ。
- 先見性、外交力、実行力、すべてにおいて英明果敢な君主を持った我々は幸せだ。
まとめ
人気の高い四字熟語である。
身近にこういう人物がいたら、かなりカッコいい。
高い知性を持ち、正義感にあふれ、すぐに行動にうつす。とてもこなれた人物である。
使い方にも出てきた「坂本龍馬」をはじめ、歴史が移り変わる時にはこういう人物がたくさん出てくる。
英明果敢とは持ち前の才覚や実行力に、やらなければならない大志が合わさった時、発揮される能力なのだろう。
誰もが英明果敢になり得るチャンスを持っている。