著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

厭聞飫聴【えんぶんよちょう】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
厭聞飫聴

【読み方】
えんぶんよちょう

えんぶんよていとも読む。

【意味】
何度も聞きすぎて飽きること。耳にたこができる。

【典拠・出典】
曾鞏「送江任序」

厭聞飫聴(えんぶんよちょう)の使い方

健太
ああ。またこの曲がかかっているね。
ともこ
この曲、はやっているのかしら?街中で流れているわね。
健太
そうなんだ。初めて聴いた時は、良い曲だなって思ったんだけど、こんなに聴かされていると、厭聞飫聴、飽き飽きしてくるよね。
ともこ
何回も聞いているうちに厭聞飫聴になるってことは、本当の名曲じゃないのよ。

厭聞飫聴(えんぶんよちょう)の例文

  1. おじいちゃんは、昔はモテていたんだという話を何百回とするので、厭聞飫聴となりました。
  2. おばあちゃんがしてくれる昔話は、同じ話なのに、厭聞飫聴という気持ちにはなりません。
  3. お母さんに毎日、「宿題は終わったの?」と聞かれるので、厭聞飫聴です。
  4. いろんな人に「かわいい」と言われるので、厭聞飫聴気味です。
  5. 校長先生の話は、いつも代わり映えがしないので、全生徒が厭聞飫聴だと思っていると思います。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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