著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

浮花浪蕊【ふかろうずい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
浮花浪蕊

【読み方】
ふかろうずい

【意味】
取り柄のない平凡なさまのたとえ。

【語源・由来】
「浮」も「浪」も、ともにあてにならないことで、「蕊」は花のしべ。実を結ばないむだ花のこと。

【典拠・出典】
韓愈「杏花」

浮花浪蕊(ふかろうずい)の使い方

健太
どうしたら芸能界で活躍することができるのかな?
ともこ
ずばぬけてかっこいいか、ずばぬけて個性的な顔じゃないとだめだと思うわ。
健太
浮花浪蕊な僕の顔じゃあ無理かあ。
ともこ
そうね。芸能界入りはあきらめて別の道を探しましょうよ。

浮花浪蕊(ふかろうずい)の例文

  1. 健太くんが描く絵は浮花浪蕊で、ありきたりで心に響かないんだよね。
  2. 浮花浪蕊な少年だった健太くんが、大学デビューを果たし、姿も生活スタイルも派手になっていました。
  3. この花は浮花浪蕊に見えるけれども、ほかの植物に与える影響はとても大きいんだ。
  4. 150周年記念に発売する新商品が、こんな浮花浪蕊なものでいいと思っているのか。
  5. ご飯とお味噌汁は浮花浪蕊かもしれないけれども、毎日食べても飽きないし、なんといっても簡単にできて体にいいんだよ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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