著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

墳墓之地【ふんぼのち】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
墳墓之地

【読み方】
ふんぼのち

【意味】
生まれ故郷のこと。

【語源・由来】
「墳墓」は墓のこと。先祖代々の墓のある土地という意味から、転じて故郷のことをいう。また、一生そこで暮らそうと心に決めている土地という意味にも用いる。

【典拠・出典】
月性「将東遊題壁」

墳墓之地(ふんぼのち)の使い方

ともこ
健太くん。転校するって本当?
健太
うん。父さんが墳墓之地に帰ることにしたんだ。
ともこ
でも、ここで生まれ育った健太くんにとってはここが墳墓之地のようなものよね。
健太
今は、大人の力に頼らないと生きていけないから無理だけど、いつか戻って来るよ。

墳墓之地(ふんぼのち)の例文

  1. 健太くんは愛するともこちゃんのために、墳墓之地を捨てる決意を固めました。
  2. 墳墓之地がダムの下に沈むことになるなんて、黙って見過ごすわけにはいきません。
  3. 少子高齢化が進む墳墓之地を活性化させるために尽力します。
  4. 戦争のせいで墳墓之地に帰ることができない人たちがいることを知っていますか。
  5. 災害で変わり果ててしまったとしても、ここが墳墓之地であることは変わりない、ここから離れたくない。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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