著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

風樹之歎【ふうじゅのたん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
風樹之歎

「風樹之嘆」とも書く。

【読み方】
ふうじゅのたん

【意味】
父母が亡くなってしまって、孝行を尽くすことができない嘆き。

【語源・由来】
「風樹」は風に揺れる木のこと。木が静止したいと思っても、風が止まないと静止できないように、自分の思いどおりにいかないことをいう。

【典拠・出典】
韓詩外伝』「九」

【類義語】
・風樹之感(ふうじゅのかん)
・風木之歎(ふうぼくのたん)
風木之悲(ふうぼくのかなしみ)
・風木含悲(ふうぼくがんぴ)

風樹之歎(ふうじゅのたん)の使い方

ともこ
健太くん。父の日には何かプレゼントするの?
健太
何にも考えていないよ。父さんも期待していないでしょう。
ともこ
風樹之歎をすることになっても知らないわよ。
健太
後悔しないように親孝行をすることにするよ。

風樹之歎(ふうじゅのたん)の例文

  1. 孝行娘だったともこちゃんですら、風樹之歎を感じて苦しんでいました。
  2. 風樹之歎を感じることがないように、日々孝行を尽くしたいと思っています。
  3. 親孝行は、どれだけしてもし尽したということはないので風樹之歎から免れることはないと思います。
  4. 風樹之歎を感じ、親不孝の罪に苛まされてきました。
  5. 話には聞いていたけれども、風樹之歎とはこんなにも苦しいものなのか。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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