【四字熟語】
井底之蛙
【読み方】
せいていのあ
日本漢字能力検定
準1級【意味】
広い世間を知らないで、自分だけの狭い見識にとらわれること。
【語源・由来】
「井の中の蛙、大海を知らず」と同じ。古井戸に住んでいる蛙が海に住む大亀に「私はこの広々とした水を一人占めにし、自由自在に泳ぎまわることができてとても楽しい。あなたも井戸の中へお入りなさい」といったので、大亀が井戸に入ろうとするとたちまち井桁につかえてしまった。そこで海の広さ・深さについて説明したところ、蛙はびっくりして気を失ってしまったという故事から。
【類義語】
・尺沢之鯢(せきたくのげい)
・管窺蠡測(かんきれいそく)
井底之蛙(せいていのあ)の使い方

この前のテストで、クラスで一番をとったんだよ。すごいでしょう?

何点だったの?

65点だよ。

それで大喜びするなんて井底之蛙ね。私はそのテストで100点を取ったわ。上には上がいるものよ。
井底之蛙(せいていのあ)の例文
- 田舎では神童と呼ばれていて調子に乗っていたけれども、都会に出てきて井底之蛙だったと知りました。
- 世界には僕でもかなわない人がたくさんいる、井底之蛙だったようだ。
- 校内大会で一等賞をとったけれども、井底之蛙、市の大会では予選突破すらできなかった。
- 海外に留学しなさい、そうすれば井底之蛙だったと気づき、さらに上を目指すことができるでしょう。
- 自分の家はお金持ちだと思っていたけれども、井底之蛙、世の中には、国家予算並みの財産を持っている人が存在するなんて。