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頑固一徹【がんこいってつ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

【四字熟語】
頑固一徹

【読み方】
がんこいってつ

【意味】
非常にかたくなで、一度決めたらあくまでも自分の考えや態度を変えようとしないさま。または、そういう性質。
他人の意見を聞かず、自分の主張を押し通すこと。

「頑固一徹な性格」などと表現する。

【語源・由来】
「頑固」は、自分がこうだと思ったことを変えないようす。かたくな。
「一徹」は、我(が)の強いようす。がんこ。

「頑固」も「一徹」も思い込んだことを強情に押し通すことを示す。
同義語を重ね、意味を詰めたことば。

昔は「頑固親父」や「一徹な老人」が町内に一人はいたが、最近はものわかりのよい父親や老人が多くなった。

【典拠・出典】

【類義語】
狷介不羈(けんかいふき)
・職人気質(しょくにんかたぎ)

【対義語】
緩急自在(かんきゅうじざい)

【英語訳】
sticking to one’s views or decisions as obstinate


頑固一徹(がんこいってつ)の使い方

健太
もう、あいつとも連絡とらないよ。
ともこ
また~? 健太君はいつもそう。ちょっとしたことですぐに怒って、勝手に友達付き合いをやめちゃうんだから。
健太
頑固一徹と言われても、僕の性分はそうなんだ。僕を怒らせる友人はいらないんだよ。
ともこ
頑固一徹をもう少し良い方向に使えばいいのに・・・。相手の意見を聞くようにならないと、健太君はずっと孤独なままよ。

頑固一徹(がんこいってつ)の例文

  1. 彼は頑固一徹で、おまけに偏屈ときてるから手におえない。
  2. 彼の父は頑固一徹を貫き、息子に対峙した。その特訓のおかげで息子はメジャーリーガーになれたのだ。
  3. 頑固一徹を張り通すのは、相手と場面を考えた方がいい。よく話し合えない状況では、自分の立場を悪くするばかりである。
  4. もの分かりのよいふりをするよりも、頑固一徹にこちらの思惑を伝え続けた方が成功する場合もある。
  5. 日本の職人さんは頑固一徹の気質を持つ人が多いと言われている。
<葉桜と魔笛/太宰治>より
早くから母に死なれ、父は頑固一徹の学者気質で、世俗のことには、とんと、うとく、

まとめ

最近は頑固一徹という言葉自体をあまり聞かなくなった。
しかしながら、よく周囲を見渡してみると、頑固一徹な友人や家族、恋人が思いあたる。あるいは自分自身があてはまる。
他人の意見をあまりに聞き入れず、素直な気持ちを忘れてしまうと、途端に偏屈者と言われてしまうので気をつけよう。


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