【四字熟語】
緩急自在
【読み方】
かんきゅうじざ
【意味】
速度などを遅くしたり速くしたりして、思うままに操ること。状況などに応じて緩めたり厳しくしたりして、思いのまま操作すること
「緩急」は遅いことと早いことのほかに、ゆるいことと厳しいことの意味があります。
【類義語】
・一張一弛(いっちょういっし)
・縦横自在(じゅうおうじざい)
・縦横無礙(じゅうおうむげ)
・縦横無尽(じゅうおうむじん)
・自由自在(じゆうじざい)
・如意自在(にょいじざい)
【英語訳】
・varying the tempo or speed (of something) at will
緩急自在(かんきゅうじざい)の使い方
敵ながらあっぱれだよ。
まあ、ある意味すごかったわね。
いい試合だった、負けたけどね。相手のピッチャーが豪腕で、とにかく緩急自在のピッチングにきりきり舞いさせられたよ!
9-0のコールド一歩手前で負けたんだよね。こちら側の守備にも問題があると思うけどなぁ・・・・・・。
緩急自在(かんきゅうじざい)の例文
- 彼の緩急自在のスピーチに、聴衆は魅了された。
- 人のあしらい方が緩急自在であるだけでなく、人たらしとしての才能もずばぬけていた。
- 敵方の緩急自在のピッチングに、チームは翻弄された。
- ビジネスでは緩急自在に事に対応する柔軟性が大切です。
まとめ
【緩急自在】は「速度」のほか「物事への対応のゆるさと厳しさ」についても使われる言葉です。四字熟語として使われるほかに、「緩急」と「自在」の二つに分けて使われることもあります。例えば「球の緩急が自在だ」「球の緩急を自在に操る」のような使い方です。これは【緩急自在】が「緩急」という熟語と「自在」という熟語の組み合わせだからでしょう。2つの熟語での使い方と四字熟語としての使い方は、例文にあるように違います。熟語の意味もそうですが、用例を通して使い方をマスターできるといいですね。