著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

無声無臭【むせいむしゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
無声無臭

【読み方】
むせいむしゅう

【意味】
誰にも知られず、まったく目立たないこと。事の影響がないこと。また、はかり知ることができない上天のたとえ。

【語源・由来】
声もしなければ匂いもしない意。

【典拠・出典】
詩経』「大雅・文王」

【類義語】
平平凡凡(へいへいぼんぼん)

無声無臭(むせいむしゅう)の使い方

ともこ
健太くん。今日は健太くんのクラスは美術館に見学に行くんじゃなかったの?
健太
僕を乗せないでバスが出発したんだよ。
ともこ
健太くんは無声無臭だからね。
健太
そうなんだよ。先生すら僕がいないことに気が付かないくらい僕は存在感がないんだ。

無声無臭(むせいむしゅう)の例文

  1. 健太くんは無声無臭の人物だから、人畜無害ですよ。
  2. 無声無臭なともこちゃんは、害もないけど役にも立たないんだよ。
  3. ずっと無声無臭だった健太くんが、あんなに有名になるなんて人生ってわからないよね。
  4. 彼は平々凡々、無声無臭でこれといって特徴のない人間ですよ。
  5. 無声無臭である健太くんだったら、この計画を遂行するにあたって影響を与えることはないから安心だと思います。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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