【四字熟語】
完全無欠
【読み方】
かんぜんむけつ
【意味】
どこから見ても欠点や不足がまったくないこと。非の打ち所のないこと。
「完全」も「無欠」も、書けたところがないことを示します。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・円満具足(えんまんぐそく)
・完全無比(かんぜんむひ)
・金甌無欠(きんおうむけつ)
・完美無欠(かんぜんむけつ)
・十全十美(じゅうぜんじゅうび)
・尽善尽美(じんぜんじんび)
・全知全能(ぜんちぜんのう)
・完璧(かんぺき)
【英語訳】
・absolute
・perfect
・everlasting
・consummate
・stark
・staring
・thoroughgoing
・arrant
・gross
・complete
完全無欠(かんぜんむけつ)の使い方
映画、面白かったね!
頭も良くて腕っ節もいい。その上顔もいいしお金持ちだなんて・・・・・・
あり得ないほどの完全無欠ぶりだもんね!
そんなヒーロー、実際にはいないから映画になるのよね。
完全無欠(かんぜんむけつ)の例文
- 「スーパーマン」はそれこそ完全無欠のヒーローだ。
- あそこまでの完全無欠ぶりを見せつけられると、かえって反感を買う。
- この建築物は時代を超えた完全無欠の美を保っている。
- 盤面には全く隙がなく、一見完全無欠のように見える。
- どんな人も、完全無欠ではないのです。
まとめ
【完全無欠】は「完全」と「無欠」、ほぼ同じ意味の熟語を重ねることで、意味を強めたものです。同義語を重ねることで、強い意味を持たせるのはこの熟語に限ったことではなく、むしろ四字熟語には多く見られます。同じ意味の漢字を使用して意味を強めるほかにも、同じ漢字を繰り返して意味を強めることもあります。「戦々恐々」や「是是非非」、「三三五五」などがそれです。
とかく四字熟語を使用するだけでも意味が強めになるのですから、同じ漢字を2回も繰り返されるとその字面のインパクトで何か強いものを感じてしまいますね。四字熟語の魅力の一つと言えるでしょう。