著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

愚公移山【ぐこういざん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
愚公移山

【読み方】
ぐこういざん

【意味】
何事も根気よく努力を続ければ、最後には成功することのたとえ。

【語源・由来】
愚公という老人の家の前に二つの大きな山があり、どこに行くにも迂回しなければいけなかった。不便なので山を切り崩し、平にしようとしたときに嘲笑するものもいたが、何代にも渡ってやれば出来ると山を崩し始めた。愚公の熱意を感じた天帝が二つの山を移した故事から。

【典拠・出典】
列子」湯問

愚公移山(ぐこういざん)の使い方

健太
ともこちゃーん。次のテストまでに猛勉強をして全教科80点以上を目指すなんて、到底無理だよ。
ともこ
あきらめたらそこで終わりよ。愚公移山、あきらめずに続ければ、必ず良い点数をとることが出来るわ。
健太
せめて、次の次のテストを目標に定めようよ。
ともこ
健太くんは自分を甘やかしすぎなのよ。さあ、頑張るわよー。

愚公移山(ぐこういざん)の例文

  1. 黒部ダムは不可能な工事と言われていましたが、愚公移山の気持ちで完成しました。
  2. 身長が小さいからとあきらめず、愚公移山というように練習を続けた結果、レギュラー入りできたのです。
  3. 愚公移山、何度も挑戦して、今回初めてエベレストに登頂できました。
  4. 愚公移山、模試でD判定だったのにあきらめなかった健太くんは、東大に合格しました。
  5. 愚公移山というように、無駄な努力なんてない、いつか成功する日が来る。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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