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一諾千金【いちだくせんきん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳) 

一諾千金

【四字熟語】
一諾千金

【読み方】
いちだくせんきん

【意味】
約束を重んじるたとえ。一度承諾したら、その約束は千金の重みがあるということ。

【語源・由来】
「一諾」はひとたび承知して引き受けること。「千金」は大金のたとえから。
前漢の季布は一度承諾したことを確実に遂行し、楚の人々から「黄金百斤を得るより、季布の一度の承諾を得るほうが価値がある」といわれた故事から。

【典拠・出典】
史記』「季布伝(きふでん)」

【類義語】
季布一諾(きふのいちだく)

【対義語】
軽諾寡信(けいだくかしん)

【英語訳】
a promise should be kept at all cost

promiseは「約束」という意味の名詞。
英文例
彼は一諾千金を心得ていた。He knew a promise should be kept all cost.

一諾千金(いちだくせんきん)の使い方

ともこ
どうしたの?何か気乗りしない顔をして
健太
それがさ、急用ができたって子の代わりに掃除当番引き受けたんだけど面倒だなぁと思って
ともこ
だめよ、一諾千金なんだから約束は守らなきゃ
健太
だよねぇ、やっぱり

一諾千金(いちだくせんきん)の例文

  1. 約束は一諾千金だ。絶対に守る。
  2. 彼は約束を破ったことがない。一諾千金の心得がある人だ。
  3. 仕事では一諾千金が常識だ。信用あっての仕事なのだから。
  4. 私の父は一諾千金を座右の銘としていた。
  5. 一諾千金であることを考えれば、どんなに難しい約束でも果たさなければならない。

まとめ

「一諾」はひとたび承知して引き受けることを、「千金」は大金をたとえていることから、一諾千金(いちだくせんきん)は、ひとたび承知した約束は、必ず守らなければならないという意味となりました。一諾千金(いちだくせんきん)の心得がある人は周囲からも信用され、必ず良い評価をされます。特に仕事の上では信用が何よりも大切ですので、まさに一諾千金(いちだくせんきん)と言えるでしょう。私達は常日頃から一諾千金(いちだくせんきん)を肝に命じて、ひとたび交わした約束は、必ず守るように心がけましょう。それは、巡り巡って自分の徳となって必ず返ってきます。約束を平気で破るような人は、最後には誰からも相手にされなくなります。十分注意しましょう。


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