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杯水車薪【はいすいしゃしん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
杯水車薪

「一杯の水を以て一車薪の火を救うがごとし」とも読む。

【読み方】
はいすいしゃしん

【意味】
何の役にも立たないこと。

【語源・由来】
「杯水」は杯に一杯の水、ほんのわずかな水のこと。「車薪」は車一台分の薪のこと。杯一杯の水で、車一台分の薪が燃えているのを消そうとするという意味。

【典拠・出典】
孟子』「告子・上」

【類義語】
・杯水輿薪(はいすいよしん)

杯水車薪(はいすいしゃしん)の使い方

ともこ
健太くん。泣きそうな顔をしているけれども、また成績が悪かったの?
健太
そうなんだ。努力をしたんだけどな。
ともこ
あの程度の努力では杯水車薪よ。努力をしたとは言えないわ。
健太
まだまだ努力が足りなかったんだね。

杯水車薪(はいすいしゃしん)の例文

  1. 五円の募金じゃ杯水車薪、思い切って一万円募金してください。
  2. 忙しいときに健太くんが手伝いに来てくれたけど、杯水車薪、あれなら来てくれないほうが良かった。
  3. 冷房費節約のために窓を全開にしてみたけれども、こう暑くては杯水車薪だ。
  4. そこだけ直しても杯水車薪、全体を直さないと遠くない将来に壊れるでしょう。
  5. 人員が一人増えたところで杯水車薪というものだ、百人はほしい。

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