【四字熟語】
一薫一蕕
【読み方】
いっくんいちゆう
【意味】
善は消えやすく、悪は除きがたいことのたとえ。一つのよい香りの草と一つの悪いにおいの草。この二つをともに置けば、よい香りが消え、悪いにおいが勝つことからいう。
【典拠・出典】
『春秋左氏伝』僖公
一薫一蕕(いっくんいちゆう)の使い方

健太くん。最近、不良っぽい子たちと一緒にいるわよね。一薫一蕕、言葉遣いが彼らに似てきて、乱暴になっているわよ。

そんなことないよ。今度劇で不良の役をやるから、言葉が乱暴になっているだけだよ。

なーんだ。役に入り込んでいただけだったのね。心配したのよ。

心配させてごめんね。そして、彼らは不良っぽく見えるかもしれないけど、とても礼儀正しい子たちだから安心して。
一薫一蕕(いっくんいちゆう)の例文
- 一薫一蕕、腐ったリンゴは、箱の中の他の林檎も腐らせると言います。
- 一薫一蕕、幼稚園に入園してから、人の悪い所ばかりをまねて覚えてきます。
- 一薫一蕕、悪い友人がいると悪い道に引き込まれやすいです。
- 一薫一蕕、姉は友人から悪影響を受けているようで、外見が派手になってきている。
- 一薫一蕕、あんなにやさしい子だったのに、友達がたちが悪い子だったのかしらね。