【四字熟語】
伯牙絶弦
「伯牙絶絃」とも書く。
【読み方】
はくがぜつげん
【意味】
心からの友人を失った悲しみ。
【語源・由来】
『呂氏春秋』「本味」より。「伯牙」は人の名前。「絶弦」は琴の弦を切ること。
中国春秋時代、琴の名手伯牙は友人の鐘子期が死んだとき、もう自分の音楽を理解してくれるものはいなくなったと嘆いて、琴の弦を切り、二度と琴をひかなかったという故事から。
【典拠・出典】
『列子』「湯問」
伯牙絶弦(はくがぜつげん)の使い方
健太くん。ちゃんとご飯を食べているの?なんだかやせたんじゃない?
伯牙絶弦が深すぎて、ご飯がのどを通らないんだ。
そういえば親友を亡くしたばかりだったわよね。
そうなんだ。泣き暮らしている毎日なんだよ。
伯牙絶弦(はくがぜつげん)の例文
- 伯牙絶弦で胸がいっぱいで、健太くんは勉強が手につかないようです。
- 幼馴染を事故で亡くした健太くんは、伯牙絶弦というように、悲しみに暮れています。
- 健太くんが最近ぼんやりしているのは、怠けているわけではなく伯牙絶弦のためです。
- 伯牙絶弦を乗り越えた健太くんは、以前のように笑顔で友人たちに囲まれています。
- 友人を突然亡くしたことで、伯牙絶弦を受け止めきれなかったようです。