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肝脳塗地【かんのうとち】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】

肝脳塗地

「肝脳地に塗る」と訓読する。
【読み方】

かんのうとち

【意味】

むごたらしい死にざまや殺され方のこと。また、忠誠を誓って、どんな犠牲も惜しまないことのたとえ。死者の腹から内臓が飛び出し、頭が割られて脳味噌が出て泥まみれになっているさま。

【語源・由来】

「肝脳」は肝臓と脳髄。「塗地」は土まみれになること。
死者の肝臓や脳が泥まみれになっている意から。また転じて、戦いに負けるさま。「塗」はまみれる意。

【典拠・出典】
史記』「劉敬伝」

【類義語】
一敗塗地(いっぱいとち)

肝脳塗地(かんのうとち)の使い方

健太
そろそろ終戦記念日だね。夏になると、いつも戦時中に思いを馳せてしまうね。僕のお爺さんは戦争に行っていたから、たまにその頃の話を聞かせてくれるんだけど、なかなか凄惨な話が多いんだ。
ともこ
お爺さんのお話を生で聞けるだなんて、とても貴重な経験ね。ある意味羨ましいわ。私のお爺さんは、戦時中に亡くなってしまったから、そのような話を聞くことが出来ないの。
健太
そうなんだ。今度是非うちに話を聞きに来てもらいたいくらいだよ。実際にその現場を見たことはないけど、話を聞くだけで容易にその当時のことが想像つくんだ。迫力があるってものじゃないよ

ともこ
私は話を聞いたことはないけれど、お婆ちゃんが残した当時の写真が家にあるの。見たけれど、さながら肝脳塗地の様子でかなり心が痛んだわ。あんなこと、もう絶対に繰り返してはいけない。

肝脳塗地(かんのうとち)の例文

  1. 彼の最期はまさに肝脳塗地で、見るも無惨な姿だった。
  2. たとえ肝脳塗地となろうとも、私はあなたに生涯尽くすと決めたのです。
  3. 人々の肝脳塗地とも言える姿で埋め尽くされた戦場は、過去最悪の状況だった。
  4. 僕が死ぬ時は、家族のことを守れるのであれば肝脳塗地となっても構わない。
  5. 事故で亡くなったご主人様の姿は肝脳塗地で、さすがに奥様に見せることは出来なかった。

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