八面玲瓏の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
八面玲瓏
【読み方】
はちめんれいろう
【意味】
四方八方どこから見ても透き通っていて、美しく曇りのないさま。また、心に曇りやわだかまりがなく、清らかに澄みきっているさま。また、だれとでも円満、巧妙に付き合うことができるさま。またその人。
ええな、それはつまり、「どこから見てもきれいで、心がすっきりと澄んでる」ってことやな。
そして、みんなと仲良くできる人のことを言うんやな。
これは、「自分の心を清らかに保つ大切さ」や、「誰とでも円満に付き合うことの重要さ」を教えてくれる言葉なんやで。
そして、みんなと仲良くできる人のことを言うんやな。
これは、「自分の心を清らかに保つ大切さ」や、「誰とでも円満に付き合うことの重要さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「八面」は、あらゆる面、すべての方面。四方八方。「玲瓏」は、美しい玉の透き通っていて曇りのないさま。
【典拠・出典】
馬熙「開窓看雨」
【類義語】
・八面美人(はちめんびじん)
・八方美人(はっぽうびじん)
八面玲瓏(はちめんれいろう)の解説
カンタン!解説
「八面玲瓏」っていう言葉は、どこから見てもきれいで、中身もクリアで曇りのないことを表すんだよ。それから、心の中にも悪い思いやわだかまりがなくて、すっきりと澄んでいる状態を言うんだ。さらに、どんな人とでもうまくやっていける、すごく人当たりがいいという意味もあるんだよ。
「八面」っていうのは、四方八方、つまり、あらゆる方向を指すんだ。そして、「玲瓏」は、玉のように美しく輝く、とても美しいという意味だよ。
だから、「八面玲瓏として輝く」と言うときは、どこから見ても美しく輝いていて、中身も綺麗な、とても素敵な状態を表してるんだよ。
ちなみに、この言葉の出どころは、馬熙という人が書いた「窓を開きて雨を看る」という詩から来ているんだよ。
八面玲瓏(はちめんれいろう)の使い方
ともこちゃんは、八面玲瓏な人柄だからいつもにこにこしていて怒ることが無いよね。
そんなことないわよ。この前、理不尽な批判をされて怒ったことがあるわ。しかも給食を食べているときによ。食事中は楽しい話をしたいわよね。
そうだね。食事中はいやな話をしたくないなあ。
そうでしょう?だから、ご飯をトレイごとひっくり返して怒ってしまったわ。
八面玲瓏(はちめんれいろう)の例文
- ともこちゃんと健太くんの性格は正反対で、ともこちゃんは八面玲瓏、健太くんは人嫌いで内向的でした。
- 八面玲瓏な彼女はよくもてる。
- ともこちゃんは八面玲瓏で、彼女のことを悪く言う人を見たことがないです。
- 彼女は八面玲瓏で、裏表がない。
- 彼は八面玲瓏で敵が少ない。
八面玲瓏の文学作品などの用例
- 忘れ果てていたそういう静かな生活では、さすが世に聞こえた八面玲瓏の才弁も<里見弴・大道無門>
- 随って商売上武家と交渉するには多才多芸な椿岳の斡旋を必要としたので、八面玲瓏の椿岳の才機は伊藤を助けて算盤玉以上に伊藤を儲けさしたのである。〈内田魯庵・新編・思い出す人々〉
また、その人がどんな人に対してもフレンドリーに接することも表しているよ。