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比肩随踵【ひけんずいしょう】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

比肩随踵

比肩随踵の意味(出典・類義語)

意味

【四字熟語】
比肩随踵

【読み方】
ひけんずいしょう

【意味】
次々に続いて絶え間のないさま。多くの人があとからあとへと続くさま。

四字熟語の博士
「比肩随踵」は、一つ終わるとすぐ次のものが続く、という絶えず続いている様子を表す四字熟語なんだ。
多くの人が次から次へと後ろに続いていくようなイメージがあるよ。
助手ねこ
ええやん、それは「ひとつ終わったらすぐ次が始まる」って感じやな。
みんなが次々に後ろについて行く、忙しくてひまがない状況のことやで。
これは、「忙しさや連続性」を表す言葉なんやな。

【典拠・出典】
晏子春秋』「雑・下」

【類義語】
・摩肩接踵(まけんせっしょう)

比肩随踵(ひけんずいしょう)の解説

カンタン!解説
解説

「比肩随踵」っていうのは、たくさんの人がぐっとつながって、次から次へと続いていく様子を表す言葉だよ。ちょっと長い列ができて、それが途切れることなく続いていく感じさ。たとえば、大人気のお店に並んでる長〜い行列を想像してみて。それが「比肩随踵」なんだよ。

この四字熟語の中に、「比肩」と「随踵」っていう部分があるんだけど、これもそれぞれ特別な意味があるんだ。「比肩」は、人と人とが肩を並べること、つまりぴったりと並んでいることを意味するよ。それに対して「随踵」は、足の裏、つまりかかとがくっついて続いていく様子を表すんだ。

この「比肩随踵」っていう表現は、昔の中国の本「晏子春秋あんししゅんじゅう」から来ているんだよ。この本は、春秋時代の中国の賢人、晏嬰の言行録だよ。

比肩随踵(ひけんずいしょう)の使い方

ともこ
会場はどこに向かえばいいのかしら。
健太
みんな駅から出て左に、比肩随踵して歩いているから、きっと左だよ。
ともこ
本当だわ。みんなあっちに向かっていっているわね。じゃあ、ここからはこの人の流れについて行けばいいわけね。
健太
そうだね。道に迷うことなくつくことが出来そうだね。楽しみだな。

比肩随踵(ひけんずいしょう)の例文

例文
  1. 新宿駅は日本一利用客が多い駅で、一日中、比肩随踵して人が出入りしています。
  2. 歌手のコンサートが終わったようで、次々と比肩随踵して会場から人が出てきました。
  3. 今日はデパートの初売りなので、福袋が目当ての客が、比肩随踵してデパートを目指して歩いています。
  4. きっと、みんなあの枝垂桜を見に行くんだと思うんだけど、比肩随踵して同じ方向を目指して歩いているんだから。
  5. 比肩随踵して人が入り口に殺到したので、警備員が何か叫んでいます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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