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釜中之魚【ふちゅうのうお】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
釜中之魚

【読み方】
ふちゅうのうお

【意味】
死が迫っていること。危険が迫っているのを知らずに、のんびりしていることをたとえていう。

【語源・由来】
火にかけられる釜の中で魚が煮られることも知らずに泳いでいる意から。

【典拠・出典】

【類義語】
・俎上之鯉(そじょうのこい)

釜中之魚(ふちゅうのうお)の使い方

健太
学校で飼っている豚が、もうすぐ食肉にされるとも知らないで、釜中之魚のようにのんびり遊んでいるね。
ともこ
悲しいわね。でも、健太くんはとんかつが好きでしょう?
健太
・・・好きだね。
ともこ
この子がお肉にされなくても誰かがお肉になって、健太くんの元気の基になってくれているのよ。今日の悲しみと感謝の気持ちを忘れないでいたいわよね。

釜中之魚(ふちゅうのうお)の例文

  1. 会社が倒産しそうで、釜中之魚だと知らずに今日もいつものように働いている社員たちのために、あきらめず融資してくれる銀行を探そう。
  2. 釜中之魚だと知らずに笑っている妹に、本当の病名を告知をしなくてもいいのだろうか。
  3. 健太くんは、今日、大好きな彼女に振られる悲劇の運命にあるというのに釜中之魚のように無邪気に笑っている。
  4. サメが逃げていった方向には、釜中之魚のように危険を知らずに遊泳している人たちがたくさんいる。

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