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帷幄上奏【いあくじょうそう】の意味と使い方や例文(語源由来)

帷幄上奏の意味(語源由来)

意味

【四字熟語】
帷幄上奏

【読み方】
いあくじょうそう

【意味】
旧憲法下で、軍事の機密事項について直接天皇に上奏すること。

四字熟語の博士
「安楽浄土」という四字熟語の元の意味は、楽で平和な理想の世界を指すんだ。
しかし、この文の内容と合わせると、明治時代の特定の政治的な動きを説明している部分があるようだ。
ただ、安楽浄土と直接の関係は見られない。
助手ねこ
ええ?「安楽浄土」とは、楽で快適な天国みたいなもんやな。
でも、ここで言われてるのは、昔の政治の話みたいやけど…あれ?
これ、どことなくちぐはぐな気がするんやけど。
四字熟語の博士、確かに「安楽浄土」とこの話はちょっと合わせにくいわな。

【語源・由来】
「帷幄」は本来たれ幕と引き幕で、軍の陣中の意、転じて作戦計画をするところ。本陣。

【典拠・出典】

帷幄上奏(いあくじょうそう)の解説

カンタン!解説
解説

「帷幄上奏」というのは、昔の明治時代のルールの下で、陸軍や海軍のトップの人たちが、軍の大事な計画や命令に関して、他の政府のメンバーと話し合うことなく、直接天皇に報告してたことを言うんだよ。

「帷幄」って言葉は、もともとは軍のキャンプで使ってたカーテンのようなものを指してたんだ。でも、時間が経つにつれて、軍の大事な計画を立てる場所や、軍の中心地を指すようになったんだ。

「帷幄上奏は違憲である」という文は、この「帷幄上奏」っていうやり方が、当時の日本の法律に合わないって意味になるんだよ。ちょっと難しいけど、要するに、天皇に直接報告するこの方法は、ルールに反していたってことなんだ。

帷幄上奏(いあくじょうそう)の使い方

健太
社会の時間に帷幄上奏っていう言葉を習ったんだよ。
ともこ
ああ。明治憲法の時に、陸軍の参謀総長、海軍の軍令部総長などが、内閣から独立して軍機・軍令に関する事項を天皇に直接上奏したってやつね。
健太
そうなんだ。それが軍部の政治介入の要因となって戦争への道を歩む始まりだったともいわれているよ。
ともこ
戦争がはじまると一番迷惑をこうむるのは庶民なんだから、上だけで勝手に決めないでほしいわよね。

帷幄上奏(いあくじょうそう)の例文

例文
  1. 統帥権の独立によって、奉勅命令や帷幄上奏へ政府や帝国議会は介入できなかった。
  2. 吉野作造は帷幄上奏は違憲であると批判しました。
  3. 戦争責任は昭和天皇を輔弼または帷幄上奏した政治家、軍人らにあるとされています。
  4. 後に、国務大臣であるはずの陸軍大臣・海軍大臣にも両軍を代表する形で帷幄上奏を行う権利が認められたことから、結果的に軍部の暴走を招きました。
  5. 日露戦争後も、勅令は首相だけが一般上奏し、帷幄上奏勅令は陸軍大臣が帷幄上奏しました。

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