【四字熟語】
一顧万両
【読み方】
いっこばんりょう
【意味】
どんな大金を投じてもいいくらいに、見る価値があること。
【語源・由来】
「一」は、「ほんのわずか」「ちょっと」を意味しており、「一顧」はちょっと目をとめて見ること、ちょっと振り返って見ること、ちょっと心にとめてみることの意味です。
「一顧だにしない」と良く使われますが、これは「わずかに振り返ってみることもしない」「まったく顧みない」「顧慮しない」「歯牙にも掛けない」といった意味で、少しもみる価値もないことをいいます。
「万両」の原義は古い貨幣の単位で大金を意味しています。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
worth seeing
例文 この映画は一顧万両だ。
This movie is worth seeing.
This movie is worth seeing.
一顧万両(いっこばんりょう)の使い方
男の子と女の子が入れ替わるというストーリーのあの有名なアニメ映画見た?
まだ見ていないよ。
DVDで発売されたら、レンタルで観ようと思っているけど。
DVDで発売されたら、レンタルで観ようと思っているけど。
一顧万両の映画だから、絶対に映画のスクリーンで見たほうが良いよ!
日本のアニメ映画界の最高傑作だって、みんながそう言っているよね。
今度の日曜日いってみようかな!
今度の日曜日いってみようかな!
一顧万両(いっこばんりょう)の例文
- 日本を訪れたなら、京都の町並み、京都の風情は一顧万両ですよ。
- 今度のアクション映画は、あの有名な映画スターが出演最後と言われる、一顧万両の映画だと言われています。
- 今年入社したあの新人秘書は他にはなかなかいない、一顧万両の美人です。
- あのハゲをネタにしたお笑いコンビが今度、近所のショッピングモールに来るらしい。絶対に笑える一顧万両のコントだ。
- オーストラリアにある美しい赤土色の巨大一枚岩は、一顧万両の世界遺産だ。
- あのマジシャンは自動車を消してしまうという壮大なマジックで、日本人には絶対に真似できない、まさに一顧万両だ。
- 本場イタリアのオペラは長い歴史を感じられ、イタリア文化を理解することのできる、一顧万両の芸術でしょう。