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引喩失義【いんゆしつぎ】の意味と使い方や例文(出典・英語訳)

【四字熟語】
引喩失義

【読み方】
いんゆしつぎ

【意味】
つまらない前例や例えを引いて、正しい本来の意義を見失うこと。

【典拠・出典】
諸葛亮「前出師表」

【英語訳】
lost right way by trifling simile

triflingは「つまらない」という意味の形容詞。simileは「例え」という意味の名詞。
英文例
彼は引喩失義に陥った。He lost right way by trifling simile.

引喩失義(いんゆしつぎ)の使い方

ともこ
帰りの掃除の改善案、クラス会で却下されちゃったわね
健太
前例がないからだめなんだってさ
ともこ
それって引喩失義の極みだわ
健太
今より良くしようと思うなら、あまり前例にこだわりすぎてもねぇ

引喩失義(いんゆしつぎ)の例文

  1. 我が社は、前例にこだわりすぎるあまり新規事業の立ち上げが遅れ、引喩失義の状態だ。
  2. それは引喩失義だと何回説得しても、部長は頑として応じなかった。
  3. 学校の方針とはいえ、保守的すぎて引喩失義な気がする。
  4. 事業にチャレンジは必要だ。くだらない前例にまどわされて引喩失義にならないよう気をつける必要がある。
  5. ときには外部の意見も取り入れないと、社内の前例にこだわりすぎて引喩失義になる。

まとめ

「引喩」はたとえを引くことを、「失義」は道義から外れることから、引喩失義はくだらない前例や例えにとらわれて、正しい本来の道を踏み誤ることを意味する言葉となりました。なにか事をなすときには、失敗したくないので前例にこだわりがちです。しかし、特に新しいことを始めるときには、前例や既存の概念にとらわれすぎると、かえって大きな失敗につながることがあります。引喩失義(いんゆしつぎ)という四字熟語は、こうした誤りに対する警告といえるでしょう。判断に迫られることがあれば、この引喩失義(いんゆしつぎ)を思い出して、適切な判断をしてください。


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