意先筆後の意味(語源由来・英語訳)
【四字熟語】
意先筆後
【読み方】
いせんひつご
【意味】
書を作るにあたっては、まずその作品についての意図・構想を明確にさせてから書くべきだ。
まずは頭の中でイメージを固めて、それからペンを動かすっていう考え方やな。
これは、「準備は大事」っていうことを教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
技法より作者の主底的なモチーフ、意図を重視した言葉。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
Imagining the ideal shape of a character before the actual writing
意先筆後:書を作るには作品についての意図、構想を明確にさせて書く。When writing a letter, write it after clarifying the intention / concept of the work.
意先筆後(いせんひつご)の解説
「意先筆後」は、直訳すると「意志が先で、筆(書くこと)が後」という意味。これは、何かを書く際、技巧や美しい文章を書くことよりも、まずその内容の意義や目的、メッセージなどの「意志」をしっかりと確立してから書くべきだ、という思想を表しているよ。
文章や作品は、ただの言葉や形に過ぎない。その背後にある思いや考え、メッセージが読者や観る人に伝わることで、初めてその作品に深みや価値が生まれる。そのため、まずその「意志」をしっかりと持ち、それを伝えることを目的として書くことが重要だよね。技巧や美しい文章も大切ですが、それらはあくまで「意志」を伝えるための手段としての役割を果たすものだよ。
例えば、小説を書く際にも「意先筆後」の考え方は大切。物語の筋立てやキャラクターの性格、背景などをしっかりと考え、それに基づいて物語を進めることで、読者に深く感じてもらえる作品を生み出すことができるんだ。
また、ビジネスの世界でも、プレゼンテーションや提案書を作成する際に、「意先筆後」の考え方を取り入れると、相手に伝えたいメッセージや目的を明確にし、それを中心に内容を組み立てることで、効果的なコミュニケーションが図れるよね。
「意先筆後」は、何かを表現する際の基本的な考え方として、多くのシチュエーションで応用できる考え方。技巧や形式だけにとらわれず、まずは「伝えたいこと」を明確にすることが、作品やメッセージを深く、そして魅力的にする秘訣だね。
意先筆後(いせんひつご)の使い方
意先筆後(いせんひつご)の例文
- 論文を書き上げる際は、意先筆後で取り組まないと、いずれつまづくだろう。
- 書を作る際に、自分はいったいどんなことを表現し、何を伝えたいのかというイメージを意先筆後で制作することが大切だ。
- 文章の書くのが苦手な人でも優れたレポートを書ける意先筆後が重要だ。
- 論文の書き方は入試前から意先筆後で構想を明確にさせて練習しておく。
つまり、計画やアイディアを先に固めて、それから具体的に書くことを勧める言葉なんだ。