一視同仁の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
一視同仁
【読み方】
いっしどうじん
【意味】
全てを平等に慈しみ差別しないこと。えこひいきがなく、だれかれの区別なく同じように人を遇すること。身分、出身、敵味方などにもかかわらず、どんな人でも平等に慈しみ、禽獣にも区別なく接すること。
だれかれ構わず、みんなに優しくするんや。
これは、「みんなを平等に愛する優しい気持ち」ってことを教えてくれる言葉なんやね。
【語源・由来】
一視同仁の「一視」は相手を同じように見ること、「仁」とは思いやりや、愛情を意味する。
同仁一視ともいう。
【典拠・出典】
韓愈「原人」
【類義語】
・一視之仁(いっしのじん)
・怨親平等(おんしんびょうどう)
・兼愛無私(けんあいむし)
【対義語】
・依怙贔屓(えこひいき)
【英語訳】
love everyone with impartiality
universal brotherhood
彼はいつも一視同仁を心がけている。
He always loves everyone with imaprtiality.
一視同仁(いっしどうじん)の解説
「一視同仁」っていうのは、みんなを同じ目で見て、誰に対しても優しくすることを言うんだよ。だから、友達でもない人でも、お金持ちでも貧しい人でも、どんな人でも同じように優しく接すること。動物に対しても同じ気持ちで接するんだ。
「一視」っていうのは、みんなを同じ目で見るって意味で、「仁」っていうのは、思いやりや愛情って意味だよ。
つまり、誰かを特別扱いしたり、見下したりしないで、みんなを平等に思って接する心のこと。例えば、友達には優しくして、他の人にはそうでないとか、そういうのじゃなくて、みんなに優しい心で接することを「一視同仁の心」と言うんだ。
この言葉の元になったのは、韓愈っていう人が書いた「原人」という本から来てるんだよ。
一視同仁(いっしどうじん)の使い方
一視同仁(いっしどうじん)の例文
- 彼女の父は聖人のような人だ、誰にも依怙贔屓なく、私にも平等に接してくれる。一視同仁をモットーにしているそうだ。私もいつか彼のようになりたい。
- 私の夢は小学校の先生になることだ。そのために勉強ができるのは当たり前だが、まず教育者になるものとして一視同仁の態度で人に接することのできる人間にならなくては。
- 世界がよくなるためには全ての人が一視同仁の気持ちで他人に接することが必要なのだろう、そうすれば戦争など起こりようがない。
- 彼は社長に気に入られている、彼も気に入らないが、それよりも依怙贔屓をする社長がもっと気に入らない。社長たるもの一視同仁で社員に接して欲しい。
- 一視同仁の気持ちで人に接することは難しい、だが人として大切なことだ。
誰であっても、同じように優しく接する、という心の持ちようを意味しているよ。