改易蟄居【かいえきちっきょ】の意味と使い方の例文

【四字熟語】
改易蟄居

【読み方】
かいえきちっきょ

【意味】
武士の家禄を没収して士籍から除く刑罰と、表門を閉めさせ一室で謹慎させる刑のこと。

「改易」も「蟄居」も江戸時代、武士に課した罰のこと。「改易」とは身分を改め変えるという意味があり、身分を平民に落とし、領地・家屋敷を取り上げました。
「蟄居」は謹慎刑で、家から出ることを禁じました。当時、最も重い刑は「切腹」でした。
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改易蟄居(かいえきちっきょ)の使い方

健太
江戸時代は武士は生きていくのがつらい時代だったのかもね。
ともこ
いったいどうしたの?
健太
お上(おかみ)にちょっとでも盾突くと、即刻クビだもんね、当時は。
ともこ
それは今も同じじゃない? 今は切腹こそ無いけれど、改易蟄居させられて社会から抹殺されちゃうんだから。

改易蟄居(かいえきちっきょ)の例文

  1. 彼は些細なことから大学から改易蟄居を命じられ、助教という地位も失い、そのまま研究の第一線から退く羽目になった。
  2. 仮に改易蟄居をもって私の言論を封じようとしても、私の同志が私の代わりに発言してくれるだろう。
  3. 今や私は改易蟄居の身、なにもできません。
  4. 改易蟄居のお定めでまだよかった、下手をすれば切腹ものだぞ。

まとめ

江戸時代の刑法をざっくりと見て行くと、身分によって刑法でもそれぞれ違っていました。「改易」は身分刑のうち武家の当主と嫡子(ちゃくし:後継ぎ)に適用されたもので、家名が断絶していまいます。改易のうち、当主が遠島(島流し)以上の罪を犯すと御家御取潰し(おいえおとりつぶし)になり、御家断絶によって収入を失った家族には幕府から扶持米が支給されるという仕組みになっていました。
「蟄居」もまた公家、武士に適用された自由刑です。主に行動や言動の自由を奪われるもので、屋敷の門を閉じ一室に引きこもるよう言い渡されました。もちろん本人以外の家族の外出は自由でしたが、原則無期限で、政治犯に適用されました。また、政権交代により恩赦されるというのも特徴です。
当時は刑罰まで身分によって違っていたようです。罪の重さによって適用される刑法が違う方がよほど公平ですね。

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