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解衣推食【かいいすいしょく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
解衣推食

「衣を解き、食を推す」と訓読できます。
【読み方】
かいいすいしょく

【意味】
人を深くおもいやること。
人に恩を施すこと、人を重用すること。

【語源由来】
「解衣」は自分の着ている衣を脱いで、相手に与えることを意味し、「推食」は自分の食べる分を人に推めて食べさせることを意味しています。これが転じて「人を思いやること」となりました。

【典拠・出典】
史記』「淮陰侯伝」

解衣推食(かいいすいしょく)の使い方

健太
劉邦って懐が深い人間なんだな!
ともこ
急にどうしたの?
健太
劉邦はね、韓信が敵か味方か分からなくても真心から厚くもてなして、人を使う術を心得ている点に感心しているんだ。
ともこ
そうね、解衣推食すれば人がどう動くかをしっかり読み取っているのかも知れないわね。

解衣推食(かいいすいしょく)の例文

  1. 相当のワルだが、解衣推食を受けた今のおやじさんを裏切るはずは無い。
  2. 敵か味方か分からなくても、解衣推食しもてなすことが礼儀であろう。
  3. 仮に解衣推食したところで、彼がまっとうな振る舞いをするとはとうてい思えない。

まとめ

「解衣推食」は、韓信が項羽に漢王劉邦の親切をのべた故事によります。漢の劉邦が部下の韓信に楚の項羽を討たせようとしたとき、そのことを知った項羽は寝返るように韓信を説得しようと試みます。しかし韓信は、「あなたに仕えていたとき、あなたは私の進言も策略も取り上げなかったけれど、劉邦は進言も策略もすべて聞き入れ、私を将軍として厚遇し、兵を与えてくれました。自分の衣を与えてくれたり、食事をさせてくれたりしたのです」と言って、項羽の提案を断ったというものです。
厚遇されたから項羽の提案を断ったのでは無く、重用され恩を感じたからこそ断ったのでしょう。「情けは人のためならず」とはまさにこの事なのでしょうね。


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