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快刀乱麻【かいとうらんま】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

快刀乱麻

快刀乱麻の(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
快刀乱麻

【読み方】
かいとうらんま

【意味】
よく切れる刀で、乱れもつれた麻を断ち切ることから、紛糾した問題を明快にてきぱきと処理するたとえ。

「快刀、乱麻を絶つ」を略したものです。
四字熟語の博士
「快刀乱麻」は、複雑で混乱した問題をすばやく、かつ見事に解決することを表す四字熟語だよ。
まるで混乱した麻の束を鋭い刀でサッと斬るような、素早く問題を解決する様を描いているんだ。
助手ねこ
そやから、これは、「難しい問題でもさっと解決する」っていう意味なんやな。
まるで混乱したもんを綺麗に切り分ける鋭い刀のように、物事をすばやく片付けるんやで。
これは、「すばやくて的確な問題解決力」を示す言葉なんやで。

【語源由来】
「快刀」はよく切れる刀のこと。「乱麻」は絡まった麻の糸のこと。

【典拠・出典】
北斉書』「文宣帝紀」

【類義語】
一刀両断(いっとうりょうだん)
・一剣両断(いっけんりょうだん)

【英語訳】
・solving problem swiftly and skillfully
・act decisively to solve a complicated problem

快刀乱麻(かいとうらんま)の解説

カンタン!解説
解説

「快刀乱麻」っていうのは、とっても難しくて複雑な問題をさっと解決することを表すんだよ。
ちょうど、ごちゃごちゃに絡まった麻の糸を、鋭い刀でぱっと切ってしまうような感じさ。

「快刀」っていうのは、とても鋭い刀のことだよ。
「乱麻」っていうのは、ぐちゃぐちゃに絡まった麻の糸のことを言うんだ。

例えば、超難しい宿題を、先生がすごく分かりやすく説明してくれて、あっという間に理解できるようになったとき、それを「快刀乱麻を解く」と言うんだよ。

この言葉は、昔の中国の本『北斉書ほくせいしょ』に出てくるんだよ。
だから、こんな古い言葉でも今でも使われているんだね。

快刀乱麻(かいとうらんま)の使い方

健太
昔の時代劇って、悪役が見たまんまなんだね。
ともこ
歌舞伎の手法って言うのかな、そういうのが色濃く残っているから、悪役は絶対的な悪相なのよね。
健太
あらすじというか筋書きもだいたい似てるよね。
ともこ
そうね、快刀乱麻を断つ、というのが主流よ。ややこしい問題をヒーローがサクッと解決しちゃうのよね。

快刀乱麻(かいとうらんま)の例文

例文
  1. 彼女は快刀乱麻を断つがごとく、ちゅうちょなく問題にメスを入れた。
  2. 紛糾した議論の中、彼の意見はまさに快刀乱麻を断つといったところだった。
  3. 彼にはそんな快刀乱麻を断つがごとき能力はない。
  4. 快刀乱麻といえば、やはり大岡越前の名裁きでしょ。
  5. あなたのあそこでの仲裁は、まさに快刀乱麻と言える見事なものでした。

快刀乱麻の文学作品などの用例

  1. その議論は往々快刀乱麻を断つがいがある。<森鴎外・魔睡>

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