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権謀術数【けんぼうじゅっすう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

権謀術数

権謀術数の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
権謀術数

【読み方】
けんぼうじゅっすう

【意味】
巧みに人をあざむくためのたくらみやはかりごと。

四字熟語の博士
「権謀術数」という四字熟語は、うまく人をだますための巧みな計画や策略を指すんだよ。
人を操作するための賢い作戦という意味があるんだ。
助手ねこ
なるほどな。そういうことは、「人をあっちこっちに引っ張るためのうまいことを考え出す」ってことやな。
ものごとをうまく進めるために、賢い作戦を立てるんやな。
これは、「策略を弄する様」を言う言葉やで。

【語源・由来】
「権謀」はその場に応じた策略・謀略。「術」も「数」もたくらみ、はかりごとの意から。

【典拠・出典】
朱熹「大学賞句序」

【類義語】
奸智術数(かんちじゅっすう)
・奸智術策(かんちじゅっさく)
手練手管(てれんてくだ)

【英語訳】
plan to cheat

cheatは「あざむく」という意味の動詞。
英文例
その軍師は権謀術数に長けていた。The strategist was good at planning to cheat.

権謀術数(けんぼうじゅっすう)の解説

カンタン!解説
解説

「権謀術数」っていうのは、人をうまくだますための手口や工夫のことなんだよ。

「権謀」とはその場その場に応じて考え出された手段や策略を指すんだ。「術数」は、ちょっと悪い意味で使うと、計画や策略を立てて人をだますことだね。

例えば、「彼は権謀術数に長けている」って言うと、その人が人をだますのが上手だって意味になるんだ。ちなみに、この言葉は中国の古代の学者である朱熹しゅきが書いた「大学章句序だいがくしょうくじょ」っていう本から出てきた言葉なんだよ。

権謀術数(けんぼうじゅっすう)の使い方

ともこ
明日はいよいよ県大会の決勝戦ね
健太
ここまで勝ち進んだんだ、がんばるよ!でも、相手のチームがなかなか曲者でね、けっこう汚いギリギリの手を使ってくるんだ
ともこ
まあ、権謀術数に長けた相手なのね。油断しないでね
健太
うん、だれが来ても、日頃の練習の成果を発揮するだけさ!

権謀術数(けんぼうじゅっすう)の例文

例文
  1. どこの国でもそうだが、日本でも戦国時代はひどいものだった。戦乱に明け暮れ、民衆の平和な生活は踏みにじられ、権謀術数が飛び交う嫌な時代だった。
  2. スポーツはあくまでもフェアプレイでなければならないと思う。それなのに最近のオリンピックでは、権謀術数に優れた国の方が勝つことが多くて、どうにも納得がいかない。
  3. 政治は本来、国民の幸せのためにあるはずだが、政党間や派閥間の争いが多く、権謀術数ばかりが目だつ状態で、ほんとうに情けない。
  4. ジャーナリズムは公平中立でなければならないのだが、昨今の偏向報道を見ていると、誰かが権謀術数を張り巡らしているのではないかと疑いたくなる。
  5. いくら権謀術数を巡らせても、最後は実力がものをいうだろう。

権謀術数の文学作品などの用例

  1. 秀吉が触手を伸ばして石川数正を自家の薬籠やくろう中に取り込もうとこころみたのも、権謀術数の現われの一つだったといえそうである。<杉本苑子・決断のとき>

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