手練手管の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
手練手管
【読み方】
てれんてくだ
【意味】
思うままに人をあやつってだます方法や技術のこと。
あの手この手と、巧みに人をだます方法や手段のこと。
なんでもかんでもやり方を使って、人を自分の思い通りに操るってわけやな。
この四字熟語、何かあったときは、「うまく人をだます人がいるかもしれへんで」って考えさせてくれるんやな。
【語源・由来】
「手練」「手管」とは、ともに人をだます手段や技術のこと。
類義の語を重ねて、意味を強調している。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・奸智術策(かんちじゅっさく)
・権謀術策(けんぼうじゅっさく)
・権謀術数(けんぼうじゅっすう)
【英語訳】
arts and wiles.
finesse of love.
手練手管(てれんてくだ)の解説
「手練手管」というのは、色んな手を使って人を操ったり、だましたりする方法やテクニックを指すんだよ。「あの手この手」といって、いろんなやり方でうまく人をだますこと。この「手練」と「手管」っていう言葉は、どちらも人をだますための方法やテクニックを表すんだ。
「手練手管」っていう表現は、同じ意味を持つ言葉を2つ続けて使って、その意味を強調するんだ。この言葉が最初に使われたのは、昔の遊女がお客さんをだましたりするための方法を指す言葉だったんだよ。
例えば、「彼は手練手管を弄する」って言うときは、彼が色んなテクニックを使って人をだましているってこと。また、「彼は手練手管にたける」って言うときは、彼が人をだますためのテクニックをとてもうまく使うってことを表しているんだよ。
手練手管(てれんてくだ)の使い方
手練手管(てれんてくだ)の例文
- 彼女は彼の心を射止めるために、手練手管を駆使したと噂で聞いた。
- 彼は昇進するために、手練手管を使うだけでなく、同僚も躊躇なく蹴落とすようなことをしたらしいよ。
- 母は父に禁煙させるために、手練手管を使っているけれど、父にはその気がないものだから、禁煙は無理だとぼくは思っている。
- 彼女の手練手管に翻弄されて、気づいた時には財産は全てなくなっていた。
- 彼女の手練手管には感心してしまうほどだ。
手練手管の文学作品などの用例
- 芸者や花魁が、男をだます手練手管から、閨房のざれ言まで、まざまざと写し出すのが、作者の腕である。<舟橋聖一・花の生涯>
その手段や技巧という意味も含まれているんだ。