【四字熟語】
手練手管
【読み方】
てれんてくだ
【意味】
思うままに人をあやつってだます方法や技術のこと。
あの手この手と、巧みに人をだます方法や手段のこと。
もとは、遊女が客をだます手段という意味の言葉。
【語源・由来】
「手練」「手管」とは、ともに人をだます手段や技術のこと。
類義の語を重ねて、意味を強調している。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・奸智術策(かんちじゅっさく)
・権謀術策(けんぼうじゅっさく)
・権謀術数(けんぼうじゅっすう)
【英語訳】
arts and wiles.
finesse of love.
手練手管(てれんてくだ)の使い方

あら、健太くん。大きな荷物を持ってどこへ行くの?

これから、おじいちゃんの家で住み込みで、柔道を習うことになったんだ。

健太くんが柔道だなんて、意外だわ。

ぼくはやりたくないってずっと言い続けていたんだけど、お母さんが手練手管を駆使して、習わざるを得ない状況になってしまったんだよ。
手練手管(てれんてくだ)の例文
- 彼女は彼の心を射止めるために、手練手管を駆使したと噂で聞いた。
- 彼は昇進するために、手練手管を使うだけでなく、同僚も躊躇なく蹴落とすようなことをしたらしいよ。
- 母は父に禁煙させるために、手練手管を使っているけれど、父にはその気がないものだから、禁煙は無理だとぼくは思っている。
- 彼女の手練手管に翻弄されて、気づいた時には財産は全てなくなっていた。
- 彼女の手練手管には感心してしまうほどだ。
まとめ
手練手管というように、思うままに人をあやつったり、だましたりする方法や技術とは、一体どんなものなのでしょうか?
達成したい目標がある場合には、方法や手段を選ばないことがあるのかもしれません。
あの手この手と次々に、巧みに誘導されてしまっては、だまされてしまうものなのかもしれませんね。