【四字熟語】
堅忍不抜
【読み方】
けんにんふばつ
【意味】
何事にも動じないで、がまん強く耐え忍ぶこと。
【語源・由来】
「堅忍」はがまん強く、じっと耐え忍ぶこと。「不抜」は抜くことができないという意から。
【典拠・出典】
蘇軾
【類義語】
・不抜之志(ふばつのこころざし)
・志操堅固(しそうけんご)
・確乎不抜(かっこふばつ)
・鉄腸石心(てっちょうせきしん)
・鉄心石腸(てっしんせきちょう)
【英語訳】
endure
endureは「耐える」という意味の動詞。
英文例
彼はその苦難を堅忍不抜で乗り越えた。He conquered the hardship with enduring.
英文例
彼はその苦難を堅忍不抜で乗り越えた。He conquered the hardship with enduring.
堅忍不抜(けんにんふばつ)の使い方
健太くん、野球部の夏合宿、大変そうね
うん、朝から晩まで練習三昧だからね。そろそろ体が悲鳴をあげそうだよ
まあ、でもここ頑張りどころよ。堅忍不抜で耐え抜いて!
そうだね、レギュラー落ちしたくないし、精一杯がんばるよ!
堅忍不抜(けんにんふばつ)の例文
- 長年の夢だった小説家になれて、やっとプロデビューできた。まだまだマイナーだが、これからがんばらなければならない。しかし、いざ仕事となると、あれだけ好きだった物書きも少し嫌気がさしてくる。これはいかんと堅忍不抜でやりぬかなければ。
- 万年最下位だったうちの野球部がついに甲子園に初出場をはたした。これも、選手みんなが堅忍不抜の想いでつらい練習を乗り切ったからだ。
- 将来はパイロットになるのが夢なので、その方面の大学を受験するつもりだが、なかなかに難易度が高い。それこそ堅忍不抜の決心でがんばらなければ、とても合格できそうにない。
- ぼくが通っている塾は、有名私立学校への進学率がトップクラスだ。でも、教室の正面に堅忍不抜と大きく書いて貼るのはやめてほしい。
- 社運をかけた新商品開発プロジェクトは何度も頓挫しかけたが、メンバー全員の堅忍不抜の仕事ぶりでなんとか軌道に乗った。
まとめ
「堅忍」はがまん強く、じっと耐え忍ぶことを、「不抜」は抜くことができないという意から、堅忍不抜(けんにんふばつ)は、何事にも動じないで、がまん強く耐え忍ぶことを意味する言葉となりました。困難を乗り超えなければならないときは、動揺せず、堅忍不抜(けんにんふばつ)に構えましょう。