著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

危言危行【きげんきこう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
危言危行

【読み方】
きげんきこう

【意味】
言語や行いを厳しくすること。また、言行を清く正しく保つこと。

【語源・由来】
「危」は前者のとき、言動を厳しくして俗に従わない、また、厳正にする意。後者のとき、高くする、正しく気高くする意。よって前者は「言を危しくし行いを危しくす」、後者は「言を危くし行いを危くす」と訓読する。別な訓読もある。

【典拠・出典】
論語』「憲問」

危言危行(きげんきこう)の使い方

健太
ともこちゃーん。何で僕はみんなに信用されないのかな。
ともこ
普段の行いが悪いからね。危言危行を心がけていないからよ。
健太
これからは危言危行を心がけるよ。
ともこ
有言実行を心がけてね。

危言危行(きげんきこう)の例文

  1. 厳格な校長先生のモットーは、危言危行だ。
  2. 親が危言危行を旨とせずして、子に清く正しくを求めるのはいかがなものか。
  3. 健太くんは、日ごろから危言危行を念頭に置いて行動をしている。
  4. 空手を習い始めた健太くんは、師匠から危言危行を心がけ、心身を鍛えるよう教えられている。
  5. ともこちゃんは、生徒会長として、生徒の模範となるため危言危行を旨としている。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。