著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

奇技淫巧【きぎいんこう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
奇技淫巧

【読み方】
きぎいんこう

【意味】
快楽のみを求めた好ましくないもののたとえ。

【語源由来】
「淫」はあふれる意で、「淫巧」は非常にぜいたくな技巧のこと。

【典拠・出典】
書経』「泰誓・下」

奇技淫巧(きぎいんこう)の使い方

健太
母さんが、自動食器洗浄機が欲しいって言っているんだ。そんなもの必要かなあ?
ともこ
最近の家電は、奇技淫巧が多いわよね。食べたらすぐ洗えば大した仕事じゃないと思うわ。
健太
母さんは、これ以上楽をしてどうするつもりなんだろうね。
ともこ
そうだわ。健太くんがお皿洗いをしてあげればいいじゃないの。これで解決!

奇技淫巧(きぎいんこう)の例文

  1. スピーカーに話しかけるだけで天気予報が分かるなんて、奇技淫巧、空や風を読んで考えるべきだと思う。
  2. 携帯電話でいつでもどこでもテレビが見られるなんて、奇技淫巧です。
  3. ゲーム機を携帯できるサイズにしたことは、奇技淫巧、人を駄目にする技術だと思います。
  4. 奇技淫巧、車が開発されてから、人は歩くことが少なくなり弱くなりました。
  5. 奇技淫巧、電卓を使うと楽で正確だけど、頭で計算しなくなるから買いません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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