【四字熟語】
起承転結
【読み方】
きしょうてんけつ
【意味】
「起」で話題を提起し、「承」でこれを発展、「転」で視点を転換、「結」でしめくくる文章や話の構成や順序のこと。
【語源由来】
漢詩の詩の型である絶句から生まれた言葉。絶句とは「起句」・「承句」・「転句」・「結句」の四句から構成させていて、起句で話題を提起し、承句でその話を掘り下げて、転句で話の視点を転換してから、結句で話全体をまとめるというもの。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・起承転合(きしょうてんごう)
【英語訳】
the four‐part organization of Chinese poetry、the course of an event、introduction、development
そのまま Kishotenketsu と訳す場合もある。
起承転結(きしょうてんけつ)の使い方
ねえねえ!聞いてよ!ビックニュースだよ!
そんなに興奮してどうしたの?
サッカー部がね、やってんだよついに!ほら!試合!部長から聞いたんだ!
落ち着いて話してくれないと、起承転結が全く分からないわ。
起承転結(きしょうてんけつ)の例文
- 話の起承転結を考えることが苦手なので、起こったことを人に説明することは苦手だ。
- 起承転結が組み立てられないので、課題の作文がいつも苦痛で仕方がなかった。
- 君の説明では、この映画の起承転結が全く分からない。
- 現実では、起承転結の転の部分がないことが多い。
- この小説の起承転結が素晴らしい。ラストのどんでん返しは本当に驚いた。
- 最近のドラマは、視聴率が悪いとすぐ打ち切りになるので起承転結ができていないことが多い。
- 彼は話上手で起こった物事を頭でまとめて起承転結に構成して面白おかしく説明してくれる。
- 新聞に掲載されている四コマ漫画は、起承転結がわかりやすく読みやすい。
- このドラマは一話ごとに起承転結にまとめられている。