漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味一覧

漢検5級

漢検5級に出題される四字熟語一覧です。

その他の級はこちらをごらん下さい。


「あ行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

悪衣悪食【あくいあくしょく】

質素で粗末な衣服や食物。豊かでない生活のたとえ。


悪因悪果【あくいんあっか】

悪い行為には、必ず悪い結果や報いがあること。


悪逆無道【あくぎゃくむどう】

人の道にはずれた、はなはだしい悪事。


悪事千里【あくじせんり】

悪い行為や評判は、またたくまに世間に知れ渡ること。


悪人正機【あくにんしょうき】

阿弥陀仏(あみだぶつ)の本願は、罪業(ざいごう)の深い悪人を救うことにあるとする説。
他力を本願とする浄土真宗の親鸞(しんらん)の思想。


悪口雑言【あっこうぞうごん】

口汚く思うままに悪口を並べ立ててののしること。またその言葉。


暗雲低迷【あんうんていめい】

暗雲低迷とは読んで字のごとく、黒い雲が低くたれこめているように、穏やかでなく、なにごとかが起こりそうな様子。


安居楽業【あんきょらくぎょう】

仕事の地位や現在の住まいなど、置かれた環境に安らかに落ち着き、自分の仕事を楽しんで満足することを言う。


安居危思【あんきょきし】

平穏無事なときにも、万一の場合を考えて常に用心を怠らないことが重要であるということ。


安心立命【あんしんりつめい】

人力を尽くしてその身を天命にまかせ、どんな場合にも動じないこと。信仰によって心を安らかに保ち、どんなことにも心を乱されないこと。


暗送秋波【あんそうしゅうは】

①目でこっそりと情を伝えること。こっそり色目を使うこと。
②表ではうまく立ち回り、陰で悪だくみをすること。


安宅正路【あんたくせいろ】

仁と義のたとえ。


易往易行【いおういぎょう】

極楽往生は容易であり、そのための修行も容易であること。行いやすい平易な修行で、極楽往生できるという教え。


異曲同工【いきょくどうこう】

少しの違いはあるが、だいたいは同じであること。一見異なっているように見えても内容は似通っていることをいう。また、音楽や詩歌などで、技巧は同じだがその作品の趣や味わいが違うこと。


意気投合【いきとうごう】

互いの気持ちや考えなどがぴったり合うこと。


異口同音【いくどうおん】

たくさんの人が、みんな口を揃えて同じこと、同じ意見を言うこと。意見が一致すること。


意在言外【いざいげんがい】

ことばに直接にはあらわれない部分を、相手に推察させること。本来の意図を曖昧にして、相手に汲み取らせようとする。また、文章や詩文において考えを直接表現せず、字間や行間に含ませること。はっきり言わず、態度や表情でにおわせる。


医食同源【いしょくどうげん】

日常の食事に注意することが、病気予防の最善の策であるということ。


以心伝心【いしんでんしん】

無言のうちに心が通じ合うこと。考えていることが言葉を言わずにお互いが理解しあう間柄のこと。


衣帯中賛【いたいちゅうのさん】

南宋の忠臣の文天祥が死に臨み衣帯の中に書き置いた賛辞。文天祥は宋王朝の滅亡に際して元軍に捕らえられ、元への帰順を執拗に迫られたが、忠節を守ってついに刑死した。この句は仁義の道を守り通した天祥の意気を死に臨んで記し帯に挟み込んだ賛の意。「賛」は文体の名。ここでは聖賢の書を批評したたえたもの。


異体同心【いたいどうしん】

肉体は違っても、心はお互いに一致していること。関係がきわめて深いたとえ。


衣帯不解【いたいふかい】

不眠不休で仕事に努めること。衣服を着替えることすらせずに非常に一つの物事に専念すること。


一路平安【いちろへいあん】

旅立つ人の途中の無事を祈っていう語。「一路」は旅する人が行く道程。「平安」は平和で穏やかなこと。ここでは旅の平穏無事を意味する。


一大決心【いちだいけっしん】

非常に重大な決意。生涯で何度もない大きなことにいう。


一言一行【いちげんいっこう】

一つの言葉と一つのふるまい。何気ない言葉や何気ない行動のこと。


一死報国【いっしほうこく】

国を守るために命を捨てること。命をかけて国の恩に報いること。


一体分身【いったいぶんしん】

①本来一つの体である仏が、衆生救済のためさまざまな姿をかりて現れること。
②一つの物事をもとにして、そこからわかれ出たいくつかの物事。一つのものからいくつかににわかれること。


一得一失【いっとくいっしつ】

一方で利益があると他方で損失を伴っていること。


一衣帯水【いちいたいすい】

狭い海峡や小さな川を隔てて、近接していること。極めて密接な関係。


一言半句【いちごんはんく】

ほんの少しの短い言葉。ちょっとした言葉。


一望千里【いちぼうせんり】

ひと目で、はるか遠くかなたまでみわたせること。


一陽来復【いちようらいふく】

物事が回復すること。春の兆し。


一遊一予【いちゆういちよ】

遊んだり楽しんだりする。天子が諸国を視察してまわること。昔、王は遊覧して楽しみながら諸国を視察し、民の生活に足りないものを援助したことから。


一文不通【いちもんふつう】

一つの文字も知らず、読み書きがまったくできないこと。


一問一答【いちもんいっとう】

一つの問いに対して一つの答えをすること。また、そのような形を繰り返すこと。


一人当千【いちにちとうせん】

非常に力の強いこと。また、知能がすぐれていること。ひとりの力が千人の力に相当する意。


一日不食【いちにちふしょく】

毎日、仕事に従事してからでないと食事をとらないこと。


一時流行【いちじりゅうこう】

俳諧で楽しみを求め時とともに変化を重ねていくこと。転じて、その時々の世の中の好みに応じた一時的な新しさの意。


一日三秋【いちじつさんしゅう】

一日会わなかっただけでも三年も会わなかったような気がする。相手を思慕する情の深いこと。


一字千金【いちじせんきん】

筆跡や詩文の表現を尊重していう語。一字で千金もの価値がある意。


一日千秋【いちじつせんしゅう】

人や物事の到来を待ち焦がれること。早く来てほしいと思う気持ちが非常に強いこと。わずか一日が千年に思えるという意味。


一意専心【いちいせんしん】

ひたすらひとつのことに、心を向けて集中すること。他に心を向けずにそのことのみを考えること。


一牛鳴地【いちぎゅうめいち】

とても近い距離にあること。また、のどかな田園風景の形容。


一往一来【いちおういちらい】

行ったり来たりすること。


一別以来【いちべついらい】

最後に会ってからこのかた。この前別れてから今まで。


一病息災【いちびょうそくさい】

まったく健康な人よりも、何か一つくらい軽い病気を持っていた方が、健康に気を使うので、かえって長生きするものだということ。


一団和気【いちだんのわき】

なごやかな雰囲気。親しみやすい態度をいう。


一新紀元【いちしんきげん】

物事の改まった新しい年。一つの新しい時代のこと。新しい時代の始まりのこと。一エポック。


一場春夢【いちじょうのしゅんむ】

春の夜の夢のように、その場限りであること。人生の栄華のきわめてはかないことのたとえ。


一上一下【いちじょういちげ】

その時その時の場面に応じて適切な対応をとることのたとえ。


一字不説【いちじふせつ】

仏の悟りの内容は、言語で表現することはできない。仏法の究極の真理は、文字や言語では説き尽くせないということ。


一路順風【いちろじゅんぷう】

ものごとが順調に運ぶこと。また、旅立つ人にかけることばで、「道中の無事を祈る」というほどのことば。「順風」は追い風。


一利一害【いちりいちがい】

良い点と悪い点の両方があること。よいことがある一方、悪いこともあること。利益の反面、害もあること。


一葉知秋【いちようちしゅう】

僅かな兆しからの大勢や本質、また、物事の衰亡を察知すること。(一枚の落葉をみて秋の訪れを知ることから)


一夜十起【いちやじっき】

人は私心や私情に左右され、私利私欲を捨て去ることは難しいこと。
人間は多かれ少なかれ私情にとらわれやすく、私心を全て捨てさることは難しいこと。


一文半銭【いちもんはんせん】

ごくわずかな金額のたとえ。


一目十行【いちもくじゅうぎょう】

書物などを速く読む力がすぐれていることのたとえ。一目見ただけで、すぐに十行分を読むことができる意から。


一味徒党【いちみととう】

同じ目的や共通の志を持つことで結ばれた仲間。または共通の目的を達成するために力を合わせる仲間・味方。よからぬ企てをたくらむ一団や悪事を企てることが多い。


一味同心【いちみどうしん】

同じ目的をもって集まり、心を一つにした同志、仲間のこと。同じ目的をもって結束すること。心を一つにすること。


一枚看板【いちまいかんばん】

①大勢の中で目立っている中心的な人物。集団の中にいるかけがえのない人物。
②ほかに大した取り柄はないが,唯一魅力的な事物。人に誇ることができる、ただ一つのもの。
③他に着替える服がないただ一枚の衣服。その着物のほかに着替えのないこと。一張羅(いっちょうら)。
④歌舞伎劇場の前に掲げた大きな看板。上方の歌舞伎劇場での大きな飾り看板。


一木一草【いちぼくいっそう】

一本の木や一本の草まですべての意から、その場にあるすべてのもののこと。また、わずか一本の木と一本の草の意から、極めて少ないもののこと。一本の木から一本の草まで全てのものという意味と、わずか一本の木と一本の草という意味がある。


一宿一飯【いっしゅくいっぱん】

一晩泊めてもらったり、一度食事をめぐまりたりするという意味から、通りすがりにちょっと世話になること。むかし、博徒の間では、生涯の恩義とされた。ちょっとした恩義でもそれを忘れてはいけないという戒めにも用いる。


一視同仁【いっしどうじん】

全てを平等に慈しみ差別しないこと。えこひいきがなく、だれかれの区別なく同じように人を遇すること。身分、出身、敵味方などにもかかわらず図、どんな人でも平等に慈しみ、禽獣にも区別なく接すること。


一子相伝【いっしそうでん】

学問・技芸などの奥義を直系の子供一人にのみ伝えて他人にもらさないこと。ひとりの子供にのみ伝授する意。


一死七生【いっししちしょう】

天上界で一度死んで、七たびこの世に生まれ変わるという意味。なんども生まれ変わることをいう。転じて永遠を意味することもある。


一挙一動【いっきょいちどう】

手を上げたり、体を動かしたりするという意味から、ちょっとした動作や振る舞い。一つ一つの動作や行動。


一挙両得【いっきょりょうとく】

一つの行動で二つの利益を得ること。また、少ない労力で多くの利益を得ること。


一徳一心【いっとくいっしん】

多くの人が、共通の利益のために心を一つにして団結すること。「徳を一にし心を一にす」とも読む。


一治一乱【いっちいちらん】

この世の治乱の変転を述べた語。あるいは治まり、あるいは乱れる。治まっているときもあり、乱れているときもある。


一短一長【いったんいっちょう】

長所もあり、短所もあり、完全でないこと。人や物事についていう。


一心発起【いっしんほっき】

何かを成し遂げる決意を固めること。「発起」は仏教用語で、悟りを得ようとすること。


一心一徳【いっしんいっとく】

多くの人が共通の利益のために心を一つにして団結すること。


一笑千金【いっしょうせんきん】

ひとたびほほえめば千金に値するほどの美人をいう。美人の笑顔の得難いことのたとえ。


一紙半銭【いっしはんせん】

一枚の紙と銭半銭。わずかなことのたとえ。また軽少なもののととえ。仏教で寄進の高が少ないことにいう場合が多い。


一石二鳥【いっせきにちょう】

何か一つのことをして、二つの利益を一緒に手に入れることを言う。一つの行為をして、その結果として得られる利益とさらにもう一つもしくはそれ以上の利益を得られること。


一世一代【いっせいちだい】

一生のうちでただ一度。一生のうちで二度とないような重大なこと。もと、役者などが引退を前にして最後に得意の芸を演ずることをいう。


一心不乱【いっしんふらん】

ただひとつの目的に心を向け、そのほかのことに気を散らさないこと。ひとつのことに集中し、ほかのことに心を奪われないさま。


一刀両断【いっとうりょうだん】

一太刀(ひとたち)で真っ二つに断ち切ること。即ち、物事をすばやく、はっきりと解決することを形容する。断固たる態度で物事を処理することの例え。


一長一短【いっちょういったん】

どんなもの・ことにも、長所(いい面)もある一方、必ず短所(悪い面)もそれにともなってあるということ。


一部始終【いちぶしじゅう】

始めから終わりまで。ことの成り行きの全てのこと。細々した細かいことすべてのこと。


一心同体【いっしんどうたい】

二人以上の人が、同じ考え方や動きをして、まるで一人の人のようであること、その様。


一進一退【いっしんいったい】

前へ進んだり、後ろへ戻ったりすること、その様子。また、物事がよくなったり、悪くなったりすること。物事が順調に進んでいない、止まっている状態。


一刻千金【いっこくせんきん】

わずかな時間が千金にも値するという意味。とても価値のある、貴重な時間。


一挙両失【いっきょりょうしつ】

何か一つのことをおこすことで、それとは違うほかの事もダメになってしまうこと。


一飯千金【いっぱんせんきん】

わずか恵に対しても十分な恩返しをすること。一度受けた食事の恵みには、千金の恩があるという意。


一天四海【いってんしかい】

天の下と四方の海。天下のすべて。世界中の意。


一点一画【いってんいっかく】

漢字の一つ点、一つの画。細かいところにも手を抜かずに物事を行うこと、わずかでも、欠かせないもの、おろそかに出来ないものの例えです。


一知半解【いっちはんかい】

物事に対して、少ししか分かっておらず、十分に理解していないこと。生半可な知識や理解しかないこと。なまかじり。


一件落着【いっけんらくちゃく】

事件や物事、課題が解決すること、決着すること。解決しなければならない懸案の事項や課題が解決すること。


以毒制毒【いどくせいどく】

悪を征するのに悪を用いること。有毒な薬を用いて毒をもつ病気を治療する意。悪逆なものを悪逆な手段で制圧することをいう。目には目を。


意味深長【いみしんちょう】

人の言動や詩文などの表現に、非常に深い趣や含蓄があるさま。
また、言葉の裏に別の意味が隠されていること。「意味深(いみしん)」と略される。


異類中行【いるいちゅうぎょう】

仏が衆生を救うために、俗世に身を投じ多くの人々を救済する。禅僧が修業のためにさまざまな方法を用いること。


異路同帰【いろどうき】

異なった方法でも、同じ結果になるたとえ。


因小失大【いんしょうしつだい】

目先の小さな利益に目がくらんだ結果、大きな損失を出してしまうこと。
または、ささいなこととはいえ、いい加減にした結果、大きな失敗をすること。


飲河満腹【いんかまんぷく】

人にはそれぞれ分(ぶん)があり、分相応(ぶんそうおう)に満足すべきであるということ。


因機説法【いんきせっぽう】

その場に応じた説法を行い、真理を悟らせること。仏教の語。


印象批評【いんしょうひひょう】

芸術作品の理解・評価において客観的基準によらず、あくまでも作品の自分に与える印象や個人的感動に基準をおく批評。


因果応報【いんがおうほう】

よい行いには必ずよい結果、悪い行いには必ず悪い結果があるということ。


飲水思源【いんすいしげん】

物事の基本を忘れないことのたとえ。お世話になった人の恩を忘れないこと。


右往左往【うおうさおう】

右に行ったり左に行ったりして、あわてふためくこと。また、混乱して秩序がないたとえ。
どうすればいいのかわからず、オロオロとあちこち動きまわること。まごつく様子。


雨過天晴【うかてんせい】

物事の悪い状況が好転するたとえ。


海千山千【うみせんやません】

経験豊かで、悪賢いこと。裏も表も知り抜いた、したたかでずるがしこい人をさしていう。
世間の裏も表も知りつくしていること。


雲心月性【うんしんげっせい】

私心がなく、孤高で無欲なさま。


永字八法【えいじはっぽう】

「永」の一字にふくまれる、すべての漢字に共通した八種の基本的な筆づかい。
「八法」は書法における用筆の八つの法で、側(そく)・勒(ろく)・怒(ど)・趯(てき)・策(さく)・掠(りゃく)・啄(たく)・磔(たく)のこと。


益者三友【えきしゃさんゆう】

交際して有益な三種の友人のこと。三益友。正しいと思うことを直言する正直な人、誠実な人、博識な人。人と付き合うに当たって、友人をどう選ぶかを述べた語。


得手勝手【えてかって】

他人に構わず自分の都合ばかりを考えて、わがまま放題にするさま。


円頂黒衣【えんちょうこくい】

僧のこと。または、丸めた頭に墨染めの法衣(ほうえ)の僧の姿かたちのこと。


遠水近火【えんすいきんか】

遠い場所にあるものは、一刻を争う差し迫った緊急事態の際に役に立たないということ。


円頭方足【えんとうほうそく】

人間という意味。円頭方足の「円頭」とは丸い頭ということ、「方足」は四角い足を意味する。


延命息災【えんめいそくさい】

無事に長生きをすること。災いを除くこと。


円満具足【えんまんぐそく】

なにもかもがすべて十分に備わっており、少しの不足もないこと。


円首方足【えんしゅほうそく】

人間のこと。


王道楽土【おうどうらくど】

武力や威力によらず、公平で思いやりのある道徳によって天下を治めること。
王道によって治められる、楽しく平和な国土。


往古来今【おうこらいこん】

昔から今まで綿々と続く時間の流れ。


応機接物【おうきせつもつ】

仏教用語で、相手に応じて正しい接し方をすること。師匠が修業中の弟子に対して教える時に、弟子の個性・資質・適性に合わせて指導するということ。


温故知新【おんこちしん】

前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。


音信不通【おんしんふつう】

便りや訪問が途絶え、連絡がつかないこと。

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「か行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

開心見誠【かいしんけんせい】

まごころをもって人に接し、かくしだてしないこと。


下意上達【かいじょうたつ】

下位のものの意見を上位のものに伝えること。


開巻有益【かいかんゆうえき】

読書は大変ためになるものだということ。本を開けば、何かしら得るところがあるということ。


改過自新【かいかじしん】

自分の過ちを改めて、気分を新たにすること。自らを省み、そして進歩向上すること。


解衣推食【かいいすいしょく】

人を深くおもいやること。人に恩を施すこと、人を重用すること。


回天事業【かいてんのじぎょう】

世の中の情勢を一変させるほどの大きな事業、大きな仕事のこと。


開物成務【かいぶつせいむ】

万物を開発してあらゆる事業を完成させること。また、人々の知識を開いて世の中の事業を成就させること。人間や禽獣に至るまで、閉じふさがり通じないものを開き、それぞれの事物の当然の職務や事業を成就し完遂させる意から。もと易の目的を述べた語。「開」は閉じふさがり通じないものを開き発展させる意。


外交辞令【がいこうじれい】

相手に好感を持たせる、外交上、社交上の応対語。転じて、口先だけのお世辞。


夏下冬上【かかとうじょう】

炭火のおこし方。


下学上達【かがくじょうたつ】

初歩的なことから学びはじめて、少しずつ高度な心理や哲理に到達するということ。身近なところから学びはじめて、進歩向上していくこと。


家給人足【かきゅうじんそく】

生活が豊かで、満ち足りているということのたとえ。


科挙圧巻【かきょあっかん】

試験で最も優秀な成績を収めること。


学知利行【がくちりこう】

人が踏み行うべき道を学んで理解することで、その正しさを認識して、実践すること。


夏虫疑氷【かちゅうぎひょう】

見聞が狭いことのたとえ。見聞の狭い人は広い世界を理解しえないたとえ。見識の狭い人が自分の知らないことを信じようとしないこと。冬を知らない夏の虫は、冬に氷というものがあるのを信じない意から。見識や見聞が狭い人を卑しめていう語。


花朝月夕【かちょうげっせき】

春秋のさかりの気候のよい時のこと。陰暦二月中旬と八月中旬の春秋のさかりの時節。また、春秋の季節の楽しいひとときをいう。花の咲く春の朝と名月の照る秋の夕べ、また、それを楽しみめでる意。のちに陰暦二月十五日を花朝、八月十五日を月夕というようになった。


花鳥風月【かちょうふうげつ】

自然の風景や風物のこと。自然の美しさのこと。自然を題材にした詩歌などをたしなむ風流にも例えられる。


活殺自在【かっさつじざい】

他を自分の思い通りに扱うこと。生かすも殺すも思いのままにできるという意から。


家貧孝子【かひんこうし】

家が貧しいと孝行な子供ができるということ。また、人は逆境のときこそ真価があらわれるということ。


感奮興起【かんぷんこうき】

心に深く感じて奮い立つこと。


完全無欠【かんぜんむけつ】

どこから見ても欠点や不足がまったくないこと。非の打ち所のないこと。


官官接待【かんかんせったい】

地方自治体の職員が中央官僚を公金(税金)を使ってもてなすこと。


観感興起【かんかんこうき】

目に見て心に感じ、感動して奮い立つこと。


眼高手低【がんこうしゅてい】

眼識は高くても、実際の技能や能力は低いこと。知識はあり、あれこれ批評するが、実際にはそれをこなす能力がないこと。
また、理想が高いものの実力がそれに伴わないこと。


眼光紙背【がんこうしはい】

書物などの読解力が高いこと。書物や文字の表面だけでなく、深い内容・意味まで鋭く洞察力を働かせて読むたとえ。


顔常山舌【がんじょうざんのした】

過酷な刑を受けてもなお、主君や国家に忠節を尽くすこと。


危急存亡【ききゅうそんぼう】

危険が迫っていて生きるか死ぬかの局面に立たされていること。危機が差し迫り、生き残れるか滅びるかという重大な瀬戸際のこと


起死回生【きしかいせい】

死にかかった病人を生き返らすこと。転じて崩壊(ほうかい)や敗北などの危機に直面した場面を、一気によい方向に立て直すことをあらわす。絶望的な状態が劇的に好転することをいう。


起承転結【きしょうてんけつ】

「起」で話題を提起し、「承」でこれを発展、「転」で視点を転換、「結」でしめくくる文章や話の構成や順序のこと。


喜色満面【きしょくまんめん】

喜びが顔いっぱい表れていること。喜びを隠しきれず、うれしそうな表情のようす。顔中に喜びや嬉しい気持ちが満ちあふれているさま。


疑事無功【ぎじむこう】

疑いながら、またためらいながら事を行うようでは、成果は期待できないということ。


帰馬放牛【きばほうぎゅう】

戦争が終わって平和になることのたとえ。また、再び戦争をしないたとえ。戦備を解くことで平和を宣言し、不戦の意志を示す。


逆取順守【ぎゃくしゅじゅんしゅ】

道理にそむいたやり方で天下を奪い、道理にかなったよい政治でそれを守ることです。


急転直下【きゅうてんちょっか】

事態が急変して解決、結末に向かうこと。


九死一生【きゅうしいっしょう】

九割がた助からない命が、かろうじて助かること。


旧雨今雨【きゅううこんう】

古い友人と新しい友人のこと。


急流勇退【きゅうりゅうゆうたい】

物事が順調にいっている時に、節義を保つために潔く退くこと。「勇退」は勇気をもって退くという意味から、きっぱりと職を辞すること。


九腸寸断【きゅうちょうすんだん】

非常につらく悲しい思いのこと。


救世済民【きゅうせいさいみん】

世の中を救い、人々を苦しみから助けること。


牛飲馬食【ぎゅういんばしょく】

むやみにたくさん飲食すること。


共存共栄【きょうぞんきょうえい】

互いに助け合って、ともに繁栄すること。


挙措失当【きょそしっとう】

事に当たって対処の仕方や振る舞いが適当でないこと。


挙足軽重【きょそくけいちょう】

ある人のわずかな挙動が全体に影響を及ぼすたとえ。小さな動きが全体に大きな影響を及ぼすたとえ。二つの勢力の間にあって第三者が左右どちらかに少し足を挙げて踏み出せば成り行きが決まってしまう意から。


挙止進退【きょししんたい】

人の立ち居振る舞いや身の処し方。


胸中成竹【きょうちゅうのせいちく】

ある物事を始めるときに、あらかじめ見通しをつけて、準備を整えておくこと。


強幹弱枝【きょうかんじゃくし】

中央政府に権力を集中させて、地方の権限を抑え弱めるたとえ。幹たるべき中央政府を強くし、枝たるべき地方政権を弱くする意から。


鏡花水月【きょうかすいげつ】

はかない幻のたとえ。目には見えるが、手に取ることのできないもののたとえ。また、感じ取れても説明できない奥深い趣のたとえ。詩歌・小説などの奥深い味わいのたとえ。


強悪強善【きょうあくきょうぜん】

悪人であればあるほど悔い改めた時に善人になること。


玉葉金枝【ぎょくようきんし】

天子の一族や子孫のたとえ。また、美しい雲の形容。また、花樹の枝葉が金玉のように美しく茂る意。


機略縦横【きりゃくじゅうおう】

策略を時に応じて自在にめぐらし用いること。「機略」ははかりごと・策略の意。「縦横」はたてとよこ。転じて、自由自在の意。思うままに動かすこと。


議論百出【ぎろんひゃくしゅつ】

いろいろな意見が数多く出ること。


金科玉条【きんかぎょくじょう】

絶対的なよりどころとなる教訓や信条。


金玉満堂【きんぎょくまんどう】

黄金や珠玉などの宝物が家の中に満ちあふれていること。


金城湯池【きんじょうとうち】

非常に守りの堅いたとえ。また、他から付け入り攻め込みにくい堅固な備えのたとえ。


金枝玉葉【きんしぎょくよう】

「古今注」輿服より。天子の一族や子孫のこと。また、広く高貴な人の子弟を指す。「金玉の枝葉」ということで、「枝」「葉」はともに子孫の意。もとは花樹の枝ぶりの美しさをたとえた語。


空前絶後【くうぜんぜつご】

今までに起きたことがなく、これからも起きないようなこと。非常に珍しいこと。


空理空論【くうりくうろん】

実際からかけ離れている役に立たない考えや理論。


苦学力行【くがくりっこう】

働いて自らの学資を得て、苦労しながら懸命に勉学に励むこと。


君子不器【くんしふき】

器物はある用途にのみ有効であるが、君子はそうした一能一芸にのみすぐれるのではなく、広く何事にも通用する才能をもつということ。


君子三楽【くんしのさんらく】

君子の三つの楽しみ。父母が健在で兄弟も元気なこと。言動が正しく人や天に恥じるような後ろめたい点がないこと。すぐれた人材を教育して、立派な人物にする機会をもつことの三つ。


君子九思【くんしのきゅうし】

君子である者が思い心がけるべき九つのこと。


群疑満腹【ぐんぎまんぷく】

心が多くの疑問でいっぱいになること。また、多くの人がみな疑いの心を抱くこと。


経世済民【けいせいさいみん】

世の中を治めて、人々を苦しみから救うこと。また、そのような政治のことをいう言葉。


形名参同【けいめいさんどう】

口に出して言うことと実際に起こす行動を一致させること。


敬天愛人【けいてんあいじん】

天を敬い人を愛すること。「敬天」は天をおそれ敬うこと。「愛人」は人をいつくしみ愛すること。西郷隆盛(号は南洲)が学問の目的を述べた語として有名。


月下氷人【げっかひょうじん】

仲人。媒酌人。縁を取り持つ人。


厳正中立【げんせいちゅうりつ】

交戦国のどちらにも味方せず、あくまでも中立の立場を守ること。転じて、一般に争い事の当事者のどちらにも味方せず、中立の立場を守ること。


言者不知【げんしゃふち】

物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。


言易行難【げんいこうなん】

口で言うのはたやすいが、言った事を実行するのはなかなかむずかしいということ。


減収減益【げんしゅうげんえき】

企業会計などの決算において、前年度の決算や、前年の同じ時期の4半期決算、などと比較した場合に、売上が減少し、且つ、利益も減少していること。


高陽酒徒【こうようのしゅと】

酒飲みのことをいう。または、世俗を捨てた酒飲みだとみずからをあざけっていう言葉。


皇統連綿【こうとうれんめん】

天皇の血筋が絶えることなく続いていること。


紅灯緑酒【こうとうりょくしゅ】

歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街や歓楽街のようす。


交頭接耳【こうとうせつじ】

ひそひそ話のこと。


口耳四寸【こうじよんすん】

他人から聞いた学問の内容を、自分でよく理解せずにそのまま人に伝える学問のたとえ。他人の受け売りで底の浅い学問や知識のたとえ。


口耳講説【こうじこうせつ】

人の話を聞いて、十分に理解しないままにすぐ人に話すこと。受け売りのこと。


高山流水【こうざんりゅうすい】

すぐれて巧みな音楽、絶妙な演奏のたとえ。また、自分を理解してくれる真の友人のたとえ。または、けがれのない澄んだ自然のこと。


高山景行【こうざんけいこう】

徳が高く素晴らしい人、品性や行いが立派なもののたとえ。


高下在心【こうげざいしん】

物事の成否は自分自身の心がけ次第で決まるということ。また、賞罰などを自分の思うままにすること。


公明正大【こうめいせいだい】

公平で良心に恥じるところがなく正しいこと。隠し立てせず、正しく立派なさま。


行雲流水【こううんりゅうすい】

何事にも執着せずに自然のなりゆきにまかせて行動することのたとえ。


公平無私【こうへいむし】

私的な感情や利害をはさまず、公平に判断すること。


古往今来【こおうこんらい】

昔から今に至るまでということ。昔から。


呼牛呼馬【こぎゅうこば】

相手の言うのにまかせて、自分では逆らわないことのたとえ。「牛と呼び馬と呼ぶ」とも読む。


国利民福【こくりみんぷく】

国家の利益と民衆の幸福。


黒風白雨【こくふうはくう】

暴風とにわか雨。暴風雨。


古今東西【ここんとうざい】

いつでもどこでも。昔から今に至るまで。あらゆる場所において。


古今独歩【ここんどっぽ】

昔から今に至るまでで比べるものがないほど優れているということ。


故事来歴【こじらいれき】

古くから伝わっている事柄について、由来、歴史や伝来の事情を指す言葉。


五十知命【ごじゅうちめい】

五十歳で天命を知ること。


後生大事【ごしょうだいじ】

非常に大事にすること。そのことを揶揄して用いることが多い。


五風十雨【ごふうじゅうう】

天気や気候が順調で農作物の生育に理想的な気候である様子。転じて、世の中が平和で穏やかな状態であることのたとえ。


困知勉行【こんちべんこう】

苦しんで学び、努力して物事を実行すること。


言語道断【ごんごどうだん】

言葉では表せないほどのひどいこと。もってのほか。

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「さ行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

採長補短【さいちょうほたん】

人の良いところを取り入れて、自分の短所や足りないところを補うこと。
また、物事のすぐれたところや余ったところから取り入れて、不備なところや足りないところを補うこと。


才子多病【さいしたびょう】

才能のあるすぐれた人は、とにかく体が弱くて病気がちだということ。


裁断批評【さいだんひひょう】

裁判官が判決を下すように、文芸作品を一段高いある基準で判定する批評の方法。ヨーロッパ十八世紀初頭まではこの方法が主流をしめていた。「裁断」は善悪や是非をはっきりと区別し、判断を下すこと。


再三再四【さいさんさいし】

繰り返し何度も。たびたび。


在在所所【ざいざいしょしょ】

そこかしこ。あちらこちら。また、至るところ。


作文三上【さくぶんさんじょう】

文章を作る工夫をするのに、適した三つの場所。「馬上」馬に乗っているとき、「枕上」寝床に入っているとき、「厠上」便所にいるときをいう。


作史三長【さくしのさんちょう】

文章を作る工夫をするのに、適した三つの場所。「馬上」馬に乗っているとき、「枕上」寝床に入っているとき、「厠上」便所にいるときをいう。


左建外易【さけんがいえき】

道理にもとるやり方で勢力や権力を増すこと。また、地方で反乱を起こすこと。


察言観色【さつげんかんしき】

人の言葉をよく察し、顔つきをよく観察してあざむかれず、人の性質や考え方を見抜くこと。また、人の言葉をよく聞き分け、人の顔色を見抜く聡明さをいう。


三三五五【さんさんごご】

あちらに三、こちらに五、というように散らばっていることから、人や家が散在するさまをあらわす。
また、少人数ずつで連れだって動くこと。転じて、ひとびとがちらほら道を行く(歩く)ようすの表現にも使われる。


三拝九拝【さんぱいきゅうはい】

何度も頭を下げること。何度も頭を下げて敬意や謝意を表すこと。また、手紙の末尾に記して敬意を表す語。


三令五申【さんれいごしん】

何度もくり返し命じること。
また、何度も言い聞かすこと。


山容水態【さんようすいたい】

山の形と水のようす。山水の美しさを表す。


三寒四温【さんかんしおん】

冬に寒い日が三日続くと、暖かい日が四日続くという気候が繰り返されること。だんだんと暖かくなってくる気候に用いる場合もある。


三平二満【さんぺいじまん】

十分ではないが、少しのもので満足し、心穏やかに過ごすこと。


散文精神【さんぶんせいしん】

浪漫的・詩的感覚を排し、人生の実態をリアリズムの立場で冷静、客観的に見つめようとする小説執筆上の精神のあり方。日本の文壇でのみ用いられる文語用語。


三百代言【さんびゃくだいげん】

詭弁を弄すること。また、その人。無責任な弁護士をののしっていう言葉。


三千世界【さんぜんせかい】

この世のすべてをいう。


三聖吸酸【さんせいきゅうさん】

儒教の蘇東坡、道教の黄山谷、仏教の仏印禅師の三人が、桃花酸という酢をなめ眉をひそめる図。三教の一致を風刺するものとしてよく画題とされる。儒教・道教・仏教の三教一致を主題にしたもの。孔子・老子・釈迦として描かれることもある。


三寸不律【さんずんふりつ】

長さ三寸という短い筆のこと。また、たった三寸の筆のように短いこと。


三者三様【さんしゃさんよう】

やり方や考え方などが、人それぞれで違うこと。


三尺秋水【さんじゃく(の)しゅうすい】

よくみがかれた剣のこと。


三思後行【さんしこうこう】

物事を行う場合に、よくよく考えたのちにはじめて実行に移すこと。


山高水長【さんこうすいちょう】

人の品性が高大で高潔なたとえ。また、そうした功績や名誉が長く伝えられること。


三界無安【さんがいむあん】

この世は、苦労が多くて、少しも心が安まることがないということ。


残編断簡【ざんぺんだんかん】

書物の切れ端。


残念無念【ざんねんむねん】

とても悔しいさま。悔しくて悔しくてたまらないこと。


死灰復然【しかいふくねん】

一度衰えた勢力が再び盛り返すこと。また、一度収束したことが再発すること。


自画自賛【じがじさん】

自分で自分のことをほめること。


自給自足【じきゅうじそく】

自分が必要なものを、自分で生産して間に合わせること。自分が必要な食料を自分で生育、収穫する生活スタイルをさすことが多い。


四苦八苦【しくはっく】

非常に苦労すること。たいへんな苦しみ。もと仏教の語で、あらゆる苦しみの意。


子見南子【しけんなんし】

礼の道を守るために、周りに惑わされず自分の考えを信じること。


至公至平【しこうしへい】

きわめて公平である。


師資相承【ししそうしょう】

師の教えを受け継ぐこと。また師から弟子へ学問・技術などを受け継いでいくこと。


志士仁人【ししじんじん】

志のある人や仁徳者。学徳ともにそなえた立派な人。


四神相応【しじんそうおう】

天の四神(四方の方角をつかさどる神)に応じた地上で最もよい地勢のこと。


紙上談兵【しじょうだんぺい】

理屈ばかりの議論で、実行が不可能であったり、実際の役に立たなかったりすること。紙の上で兵略を議論する意から。


子子孫孫【ししそんそん】

末代まで。孫子の代まで。代々。子孫の続く限りの意。


事実無根【じじつむこん】

事実に基づかない話。実際とはまったく違うこと。根拠がまったくない作り話で、根も葉もないでたらめ。


時時刻刻【じじこくこく】

その時その時という意味。物事が引き続いて起こることをいう。また、次第次第や時を追ってという意味。


事事物物【じじぶつぶつ】

あらゆる物事。一つ一つ全ての事柄、それぞれの物事という意味。


死生有命【しせいゆうめい】

人が生まれたり死んだりすることは、天命によって定められたものであり、どうすることもできないということ。
人の運命は、決められていて、変えることはできないということ。


舌先三寸【したさきさんずん】

口先だけでうまく相手をあしらうこと。
うわべだけのうまい言葉で、心や中身が備わっていないこと。


七里結界【しちりけっかい】

ある人を嫌って寄せつけないこと。


死中求活【しちゅうきゅうかつ】

死ぬ覚悟で難関を切り抜ける。絶体絶命の窮地の中でも生き延びる方法を考えるという意味。


七難八苦【しちなんはっく】

様々な苦難や災難、苦しみや困難のこと。
人間の受けるさまざまな苦難に出会うこと。
多くの苦難が重なること。


質疑応答【しつぎおうとう】

質問とそれに対する答弁。
疑問点を質問して、それに応じて答えること。


四通八達【しつうはったつ】

道路網や交通網、通信網が広く四方八方に通じていること。
交通網が発達していて、交通や往来が盛んでにぎやかなで活気のある場所のこと。


十死一生【じっしいっしょう】

ほとんど助かる見込みのないところをかろうじて命拾いすること。


十中八九【じっちゅうはっく】

ほとんど。おおかた。ほぼ確実。だいたい。


耳提面命【じていめんめい】

懇切に教え諭すことのたとえ。耳に口を近づけ面と向かって教え諭すという意味。


四百四病【しひゃくしびょう】

人のかかるあらゆる病気。


四門遊観【しもんゆうかん】

釈迦がまだ太子であったとき、王城の四方の門から郊外に出かけ、老、病、死の苦を見て人生の無常を感じ、出家を決意したということ。


白河夜船【しらかわよふね】

知ったかぶりをすること、または、ぐっすり眠り込んで、何が起こったか知らないことのたとえ。京都の白河(一説に、船の通れない谷川の名ともいう)のことを聞かれた人が、地名とは知らずに川の名と勘違いして、夜船で通ったから知らないと答えたため、京都見物に出かけたという嘘(うそ)がばれてしまった、という話に基づく。


至理名言【しりめいげん】

きわめて道理にかなったすぐれた言葉のこと。


事理明白【じりめいはく】

物事の道理・筋道がきわめてはっきりしている。物事の道理が明白であるという意味。


舎短取長【しゃたんしゅちょう】

短所や欠点をすてて、長所を伸ばすこと。また、つまらないものを排除して、よいものを取りあげること。


射石飲羽【しゃせきいんう】

精神を集中して必死の思いで事にのぞめば、どんな困難なことでもできるということ。


射将先馬【しゃしょうせんば】

目的を達成するためには、まず相手がよりどころとしているものを攻めるのがよいということ。


捨根注枝【しゃこんちゅうし】

大切でない部分に心を奪われて、物事の根本を忘れること。また、本質的な原因を探求しないで結果だけを問題にすること。


舎近求遠【しゃきんきゅうえん】

身近に良いものがあることがわからず、遠くまでさがし求めること。


弱肉強食【じゃくにくきょうしょく】

弱いものが強いもののえじきになること。強い者が弱い者を思うままに感じて繁栄すること。


春和景明【しゅんわけいめい】

穏やかでひざしが明るい春の陽気のこと。


縮地補天【しゅくちほてん】

政治上の改革を行うこと。


縮衣節食【しゅくいせっしょく】

節約・倹約すること。衣服や食事をはぶき倹約するという意味。


修己治人【しゅうこちじん】

自分に徳を積んで世を治めること。自己を修養して徳を積み、その徳で人々を感化して世を安らかに治めること。


秋高馬肥【しゅうこうばひ】

空高く澄み渡ったさわやかな秋の季節をいう。秋の空が高く澄み渡り、馬も食欲が盛んでよく肥えるという意味。


出処進退【しゅっしょしんたい】

その職にとどまっていることと、辞めて退くこと。身のふり方や、身の処し方のこと。


衆議一決【しゅうぎいっけつ】

多くの人の議論や相談によって、意見がまとまり決まること。


種種雑多【しゅじゅざった】

いろいろなものが入り交じっているさま。


酒池肉林【しゅちにくりん】

ぜいたくの限りを尽くした盛大な宴会のこと。また、みだらな宴会のたとえ。


樹下石上【じゅかせきじょう】

出家行脚の境遇のこと。路ばたの木の下や石の上で寝泊まりするという意味。


純一無雑【じゅんいつむざつ】

まったく混じりけがないこと。また、性質がすなおで偽りや邪心がない人物のこと。


十万億土【じゅうまんおくど】

極楽浄土のこと。


十全十美【じゅうぜんじゅうび】

全てが完全で整っていること。欠点がまったくなく完全なこと。


十五志学【じゅうごしがく】

十五歳で学問の道にこころざす。


重厚長大【じゅうこうちょうだい】

どっしりとして大きいさま。人の性格や構造物などについていう。


十年一昔【じゅうねんひとむかし】

世の中の移り変わりが激しいことのたとえ。


十年一日【じゅうねんいちじつ】

長い間同じことをくりかえしていること。また、長い間同じやりかたや状態を辛抱強く守っていること。


十人十色【じゅうにんといろ】

十人寄れば十人ともそれぞれ違っているということで、人の個性の異なることをいう。


十風五雨【じゅうふうごう】

十日に一度風が吹き、五日に一度雨が降る。農業に最適な気候のこと。農作物の生育にとって順調な天候のこと。また、万事、平穏なこと。


自由自在【じゆうじざい】

自分の意のままにできること。また思う存分に振る舞うこと。


小利大損【しょうりだいそん】

わずかの利益のためにあくせくして、かえって大きな損をしてしまうということ。また、小さな利益を得ようとして、より大きな利益を逃してしまうということ。


生老病死【しょうろうびょうし】

生まれること、老いること、病むこと、死ぬことの四つの苦をあげた言葉。人生における免れない四つの苦悩のこと。


諸行無常【しょぎょうむじょう】

この世に存在するものはすべて、姿形や本質は常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないということ。永久不変なものなどないということ。


諸子百家【しょしひゃっか】

中国の戦国時代 (前 403~221) に輩出した多数の思想家の総称。「子」とは先生,「家」とは学派のことである。『漢書』によれば,189家があげられており,儒家,道家,陰陽家,法家,名家,墨家,縦横家,雑家,農家,小説家の 10派に分類されている。ほかに兵家があり,なかでも,思想的に重要なのは,儒,道,墨,法の4家であった。諸子百家 (用例の初出は前漢『史記』の賈誼伝) のなかにすでに中国的思考のあらゆる原型が出ており,後世の思想史の最大の要素,源泉となった。


初転法輪【しょてんぼうりん】

釈尊が悟りを開いたのち、初めて行った鹿野苑の説法のこと。


将門有将【しょうもんゆうしょう】

立派な家柄からは必ずすぐれた人材が出るということ。


笑裏蔵刀【しょうりぞうとう】

外見はやさしそうでおだやかでありながら、内心は陰険なものをもつこと。


枝葉末節【しようまっせつ】

物事の本質から外れたささいな部分。


常住不断【じょうじゅうふだん】

ずっと続いていて絶えないこと。


上行下効【じょうこうかこう】

上の者がすると、下の者がそれを見習うこと。


情意投合【じょういとうごう】

お互いの気持ちがよく通じ合うこと。


上意下達【じょういかたつ】

上位の者や上層部の考えや意思・命令などを、下の者に徹底させること。


私利私欲【しりしよく】

自分の利益だけを考えて行動しようとする欲望のこと、あるいは身勝手なさま。
私心による欲と利のこと。他を省みることなく自分の欲望のみを優先すること。


心満意足【しんまんいそく】

きわめて満ち足りた気分になること。


心地光明【しんちこうめい】

心が清らかで正しく広いこと。


身言書判【しんげんしょはん】

人物を重用するときの基準とするもの。容姿と言葉と文字の文章。唐代の官吏登用試験でも人物鑑定の基準。


真人大観【しんじんたいかん】

道理を極めた人は、物事の全体を見通すので判断を誤らないということ。


心織筆耕【しんしょくひっこう】

文筆で生活すること。


真実一路【しんじついちろ】

嘘偽り(うそいつわり)の無いまこと一筋のこと。偽りの無い真心のまま、一筋に進むこと。一筋に真実を求めて生きていくこと。ひたすらにおのれの真実を尽くすこと。


進退両難【しんたいりょうなん】

どうにもこうにもならない様。にっちもさっちも行かないこと。前進することも後退することもどちらも困難なことを示します。


深層心理【しんそうしんり】

人間の心(魂)には意識の下層において、更に深い層が存在し、無意識的なプロセスがこれらの層にあって進行しており、日常生活の心理に対し大きな影響を及ぼしているもの。


針小棒大【しんしょうぼうだい】

針ほどの小さいものを、棒ほどの大きさに言う。物事を大げさに言うこと。


心機一転【しんきいってん】

何かをきっかけとして、心持ちがすっかり変わること。


人主逆鱗【じんしゅげきりん】

君主や権力者のひどい怒りを買うことのたとえ。


人間青山【じんかんせいざん】

世の中は広いので、志を貫くには故郷を離れてどこに死に場所を求めようともかまわないということ。


仁者楽山【じんしゃらくざん】

どっしりと安定して動かない山を愛するということ。


仁者無敵【じんしゃむてき】

仁徳者には天下に敵対する者のないことをいう。


人事天命【じんじてんめい】

人間として最善の努力を尽くして、結果は静かに運命にまかせること。


人事不省【じんじふせい】

病気や怪我などで意識を失うこと。昏睡状態に陥ること。


人生行路【じんせいこうろ】

人として生きていく道。人がこの世に生きていく道程のこと。人生を前途が予測できない旅にたとえていう言葉。


人心一新【じんしんいっしん】

人々の気持ちをすっかり新しくすること。


水清無魚【すいせいむぎょ】

あまりに清廉潔白でかえって人に親しまれないものだということ。


水月鏡花【すいげつきょうか】

むなしくはかないまぼろしのこと。また、詩歌などの深遠な味わい。


頭寒足熱【ずかんそくねつ】

頭部を冷たく冷やし、足部を暖かくすること。


寸田尺宅【すんでんしゃくたく】

ほんのわずかな財産のこと。


寸馬豆人【すんばとうじん】

小さな馬と豆粒ほどの人の姿のこと。絵画に小さく描かれた、遠くに見える人馬のこと。


寸鉄殺人【すんてつさつじん】

短い警句で人の急所を批判するたとえ。


千里結言【せんりのけつげん】

遠方の友と約束した言葉。


精明強幹【せいめいきょうかん】

物事をよくわきまえていて、仕事をてきぱきとさばく能力の高いさま。聡明でよく仕事ができること。また、身心ともに健全な人。「精明」は物事にくわしく明らかなさま。「強幹」は仕事をやり遂げる能力のすぐれている意。


清風明月【せいふうめいげつ】

夜の静かで清らかなたたずまいの形容。清らかな美しい自然の形容。また、風雅な遊びのこと。


清風故人【せいふうこじん】

秋になってさわやかな風が吹いてくるのは、久しぶりに友人が訪ねてくれたようだということ。


盛徳大業【せいとくたいぎょう】

盛んな徳と大きな事業。


生知安行【せいちあんこう】

生まれながらにして人のふみ行うべき道を熟知し、心安んじてそれを行うこと。


聖人無夢【せいじんむむ】

徳を身につけた聖人は、けっして憂いや雑念を持たないので夢を見ることはない。


青松落色【せいしょうらくしょく】

友人との付き合いが途絶えることのたとえ。「青松」は常緑樹である松のこと。「落色」は常緑の松の色があせること。


精金良玉【せいきんりょうぎょく】

性格が穏やかで純粋なこと。


晴耕雨読【せいこううどく】

田園に閑居する自適の生活をいう。のんびりとした思いのままの暮らしぶりのこと。


聖人君子【せいじんくんし】

立派な人徳やすぐれた知識・教養を身につけた理想的な人物。非のうちどころのない理想的な人物。


誠心誠意【せいしんせいい】

うそ偽りのない真心。私心を捨てて、物事に誠実に取り組むこと。
正直で真面目な態度で接する心をいう。


精神統一【せいしんとういつ】

心の働きを、ある一つのことに集中すること。
何か目的をもってこれを達成しようとするときに、心をその一点に集中することをいう。


正当防衛【せいとうぼうえい】

不当な侵害や暴力行為から、自分または他人の身を守る権利。
自分または他人に不意の理不尽な攻撃があったとき、これを防ぐためにやむを得ず行う加害行為。


生寄死帰【せいきしき】

人が今生きているのは、仮にこの世に身をおいているだけであり、死ぬことは故郷に帰るように、本来いるべきところに落ち着くことだということ。


生死肉骨【せいしにくこつ】

落ち目のものを救いあげること。窮地から自分を助け出してくれた人の大恩をいう。


晴雲秋月【せいうんしゅうげつ】

純真で汚れのない心のたとえ。


正々堂々【せいせいどうどう】

軍隊の陣立てなどの勢いが盛んな様子。卑怯な手段を使わず、態度が立派なこと


青天白日【せいてんはくじつ】

・よく晴れている空模様
・心の中に何も隠していない、後ろ暗いところのないこと
・無罪であることが明らかになること


石心鉄腸【せきしんてっちょう】

強い精神、堅い意志のたとえ。


積厚流光【せきこうりゅうこう】

蓄積したものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ。または、先祖の功績が大きければ、それだけ大きな恩恵が子孫にも及ぶこと。


切問近思【せつもんきんし】

すべての事を身近な問題として切実に取りあげ、自分のこととして考えること。


接見応対【せっけんおうたい】

対面して受け答えすること。また、面会しての相手への対応のしかた。


雪月風花【せつげつふうか】

四季折々の自然の美しい景観のこと。また、それを鑑賞し、詩歌を作ったりする風流なさまのこと。


絶体絶命【ぜったいぜつめい】

到底のがれられない、困難な状況にあること
のっぴきならない


絶世独立【ぜっせいどくりつ】

美人の形容。


世道人心【せどうじんしん】

世の中の道徳とそれを守る人の心のこと。


先知先覚【せんちせんがく】

一般の人より先に道理を知りさとること。またその人。また、学問や人格、見識などがすぐれている人。


先聖先師【せんせいせんし】

孔子の尊称。


専心一意【せんしんいちい】

ひたすら一つのことに心を集中すること。


千金一刻【せんきんいっこく】

時間の貴重なことのたとえ。わずかな時間が千金にも値するという意味。大切な時間や楽しい時間が過ぎやすいのを惜しんでいう。またそれを無駄に過ごすのを戒める語。


先義後利【せんぎこうり】

ず道理を第一に考えて、利益を二の次にすること。


先手必勝【せんてひっしょう】

戦いの局面で相手よりも先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということ。


千里同風【せんりどうふう】

世の中がよく治まっていて平和であること。
逆に、世の中全体が混乱していることをいうときもある。


千古不易【せんこふえき】

永遠に変化しないこと。価値などが長年にわたり変化しないこと。


浅学非才【せんがくひさい】

学問、知識ともに乏しく、かつ才能もないこと。自分は無知無能であると謙遜していう語。


千万無量【せんまんむりょう】

推し量ることもできないほどに数・量の多いこと。


全知全能【ぜんちぜんのう】

知らないことは一つもなく、できないことは何もないということ。すべてのことを知り尽くし、行える完全無欠の能力のこと。


全生全帰【ぜんせいぜんき】

親からもらった体を傷つけることなく生を全うするのが、真の親孝行だということ。


前後不覚【ぜんごふかく】

物事のあとさきも分からなくなるくらいに正常な意識を失うこと。


善因善果【ぜんいんぜんか】

よい行動をすれば、よい報いがあるということ。


相思相愛【そうしそうあい】

男女が互いに愛し合っていること。非常に睦まじい男女の仲のこと。また、個人や会社などでお互いを必要としあっていること。


創意工夫【そういくふう】

新しいことを考え出し、さまざまな方法や手段を試すこと。独創的な考え方や方法を編み出すこと。


総量規制【そうりょうきせい】

汚染物質の総排出量を規制する制度。生活環境を保護するために、各地域の汚染物質の総排出量を決め、工場ごとに総排出量を割り当てること。


装模作様【そうもさくよう】

気どったり、みえをはったりすること。また、そのようなようすをすること。


走馬看花【そうばかんか】

物事の表面だけ見て、本質を理解しないこと。うわべの理解だけで、満足していること。


争名争利【そうめいそうり】

名誉と利益を争い奪う。名利を争って奪い合うさまをいう。


草根木皮【そうこんぼくひ】

漢方薬の原料のこと。草の根と樹木の皮という意味。


創業守成【そうぎょうしゅせい】

新しく事業を起こすことよりも、それを維持発展させていくことのほうが、難しいということ。


造反有理【ぞうはんゆうり】

体制に逆らうには道理があるということ。


造反無道【ぞうはんむどう】

謀反を起こして、道理にはずれること。


則天去私【そくてんきょし】

小さな私にとらわれず、身を天地自然にゆだねて生きて行くこと。


続短断長【ぞくたんだんちょう】

過不足がないよううまい具合に整えること。


素車白馬【そしゃはくば】

白い車と白い馬の意で、中国で葬儀に用いられた馬車のこと。


孫康映雪【そんこうえいせつ】

苦学することのたとえ。晋の孫康が雪明かりで読書したこと。


損者三友【そんしゃさんゆう】

交際して損をする三種の友人のこと。うわべだけの不正直な人、誠実さのない人、口先だけ達者な人を友とするのは害であるということ。

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「た行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

大欲非道【たいよくひどう】

欲が深くて、慈悲人情のないこと。


大道不器【だいどうふき】

聖人のふみ行う大いなる道はごく限られたものしか盛ることのできない器とは違い、広く普遍的な作用を発揮できるものであるということ。


大信不約【たいしんふやく】

ほんとうの信頼関係はあらかじめ約束するような瑣末なものではない。


大死一番【だいしいちばん】

ここぞと意を決すること。死んだつもりで奮起するという意味。


体元居正【たいげんきょせい】

善を身につけて、正しい立場に身をおくこと。


大逆無道【たいぎゃくむどう】

道理や人の道をふみはずした行い。


大器小用【たいきしょうよう】

すぐれた才をもった人を使いこなせないたとえ。また、人材の用い方が不当なたとえ。大きい器を小さなことに使うという意味。大人物につまらない小さな仕事をさせること。


対岸火災【たいがんのかさい】

自分には関係のないできごとのたとえ。


大快人心【たいかいじんしん】

世間の人を痛快な気分にさせること。主として、悪人や悪事などが厳しく糾弾されたときに用いられる。「大いに人心を快くす」と訓読する.


大器晩成【たいきばんせい】

偉大な人物は、大成するまでに時間がかかること。大きな器は、作り上げるのに長い時間がかかるということ。スケールの大きな人は、若い頃はあまり目立たないけど、ある程度年をとっていくと、本来の力が発揮されて、最後には大物になるということをいう。


大義名分【たいぎめいぶん】

ある行動の正当な根拠、理由づけ、建前。やましくない口実のこと。


大同小異【だいどうしょうい】

細かい違いがあるが、ほぼ同じであること。


大月小月【たいげつしょうげつ】

大きい月と小さい月。大の月と小の月。


大同団結【だいどうだんけつ】

いくつかの団体・政党などが、共通の目的に向かって、小さな意見の違いを越えて一つにまとまること。


大所高所【たいしょこうしょ】

個々の細部にとらわれない大きな観点のこと。偏見や私情を捨てた広い視野をいう。


大山鳴動【たいざんめいどう】

騒ぎだけ大きくて、結果は意外に小さいことのたとえ。


多情仏心【たじょうぶっしん】

感情が豊かで移り気だが、薄情になれない性質のこと。


多事多難【たじたなん】

事件や災難、困難が多いこと。


多蔵厚亡【たぞうこうぼう】

欲深い者は人間関係をそこなって、やがてはすべてを失ってしまうということ。欲をおさえて足るを知ることがみずからを保つことにつながるという戒め。


達人大観【たつじんたいかん】

物事の道理に広く通じている人は、物事の全体を客観的に見渡すことができるということ。


他力本願【たりきほんがん】

自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。「本願」は仏が修行しているときに立てた誓い。本来は阿弥陀如来の本願によって極楽往生を得ること。


単刀直入【たんとうちょくにゅう】

前置きなしにすぐさま本題に入り。要点や核心を突くこと。


単純明快【たんじゅんめいかい】

複雑でなく分かりやすいさま。文章や話が分かりやすいさまをいう。


断章取義【だんしょうしゅぎ】

詩文の一節を取出し、全体の本意と関係なく、その一節の意味だけで用いること。また、自分の都合のよい引用をすること。


談論風発【だんろんふうはつ】

盛んに語り論ずること。


断編残簡【だんぺんざんかん】

一部が欠けて不完全な書き物。


男耕女織【だんこうじょしょく】

男女それぞれの天職のたとえ。


知行合一【ちこうごういつ】

知識と行為は一体であるということ。本当の知は実践を伴わなければならないということ。


知小謀大【ちしょうぼうだい】

力もないのに大きなことを企てること。


置酒高会【ちしゅこうかい】

盛大に酒宴を催すこと。


知者楽水【ちしゃらくすい】

知恵のある人は、知が滞ることなく自由に働き、そのさまが水に似ているので、水を好んで楽しむということ。


知者不言【ちしゃふげん】

物事をほんとうに知っているものは言わないものだ。真に知るものはあえて言葉で説明しようとはしないものだ。


知足安分【ちそくあんぶん】

高望みをしないこと。自分の身分や境遇に応じ、分をこえて多くは望まないこと。


地平天成【ちへいてんせい】

世の中が平等で、万物が栄えること。また、地変や天災がなく、自然界が穏やかなこと。


治乱興亡【ちらんこうぼう】

世の中がよく治まることと、乱れて亡びること。


知略縦横【ちりゃくじゅうおう】

才知をはたらかせた計略を思いのままにあやつること。


着眼大局【ちゃくがんたいきょく】

ものごとを全体として大きくとらえること。


中通外直【ちゅうつうがいちょく】

君子の心と行動が広く正しいことのたとえ。


昼想夜夢【ちゅうそうやむ】

目が覚めている昼に思ったことを、夜に寝て夢見ること。


中秋名月【ちゅうしゅうのめいげつ】

陰暦八月十五日の夜の月。


忠孝両全【ちゅうこうりょうぜん】

君主に対する忠義と両親に対する孝行を二つとも全うすること。忠義と孝行は一致するもので両方同時に全うできるという考え。これとは逆に「忠ならんと欲すれば孝ならず」というように忠であろうとすれば不孝となるという考えもある。


忠言逆耳【ちゅうげんぎゃくじ】

忠告は聞きにくいものだが、自分にとって真にためになるものだということ。


忠君愛国【ちゅうくんあいこく】

君に忠節をつくし、国を愛すること。


頂門一針【ちょうもんのいっしん】

人の急所をつく適切な戒め。頂門(頭のいただき)に刺した一本の針。


長目飛耳【ちょうもくひじ】

広く情報を収集し、物事を深く鋭く判断すること。遠方のことをよく見る目とよく聞くことのできる耳。


頂天立地【ちょうてんりっち】

堂々として誰にも頼らず生きているさま。また、正々堂々として志の遠大なさま。


朝生暮死【ちょうせいぼし】

極めて短命なことのたとえ。朝生まれて夕方には死ぬという意味。


長生不死【ちょうせいふし】

長生きして死なない。長生きして衰えない。


朝三暮四【ちょうさんぼし】

目の前の違いに心を奪われて、結果が同じになることに気がつかないこと。また、ことば巧みに人をだますこと。


朝朝暮暮【ちょうちょうぼぼ】

毎朝毎晩。いつも。


直情径行【ちょくじょうけいこう】

周りの事などおかまいなしに、自分の感情のおもむくままに行動すること。
相手の気持ちや周りの状況を気にすることなく、自分の思うままに行動すること。


長生久視【ちょうせいきゅうし】

長生きをすること。


重見天日【ちょうけんてんじつ】

暗く苦しい状況から解放されて、以前の明るい状態に戻ること。


朝過夕改【ちょうかせきかい】

過ちを犯せばすぐに改めるたとえ。


朝改暮変【ちょうかいぼへん】

命令や法令がすぐに変わって定まらないこと。


長安日辺【ちょうあんにっぺん】

遠く離れた地のこと。また、才知に富んでいること。


朝雲暮雨【ちょううんぼう】

男女の情愛のこと。


提耳面命【ていじめんめい】

懇切に教え諭すことのたとえ。


適材適所【てきざいてきしょ】

能力に適した地位や任務につけること。


適者生存【てきしゃせいぞん】

生物は、環境に最も適応できる生物だけが生き残り、適していないものは滅びるということ。


鉄樹開花【てつじゅかいか】

物事の見込みがないこと。


鉄腸石心【てっちょうせきしん】

強い精神、堅い意志のたとえ。


鉄心石腸【てっしんせきちょう】

鉄や石のように強固な意志と精神のこと。


手練手管【てれんてくだ】

思うままに人をあやつってだます方法や技術のこと。
あの手この手と、巧みに人をだます方法や手段のこと。


天姿国色【てんしこくしょく】

生まれながらの絶世の美人をいう。


伝家宝刀【でんかのほうとう】

いざという時以外にはめったに使わない、とっておきの物や手段。代々家宝として伝わっている名刀。


天孫降臨【てんそんこうりん】

記紀(古事記と日本書紀)の神話の中で、孫の瓊瓊杵尊が天照大神の命を受けて高天原から日向国の高千穂に天降ったこと。


天馬行空【てんばこうくう】

考え方や行動が何ものにも拘束されず自由奔放なこと。文章や書の勢いがすぐれているさま。


田夫野老【でんぷやろう】

ふるまいが粗野で教養のない人。


天門登八【てんもんとうはち】

仕官して、その頂点に近づけばかえって自分の身を危うくすることのたとえ。


天理人欲【てんりじんよく】

天の条理と人の欲望。人にある天然の本性と欲望。


顛委勢峻【てんいせいしゅん】

水源も末流もその勢いが激しく盛んなこと。


電光石火【でんこうせっか】

非常に短い時間や行動が敏速に行われるたとえ。
動作やふるまいが非常にすばやいこと。


天変地異【てんぺんちい】

自然界に起こる異変、台風・地震・洪水など。変わった出来事のこと。


天地無用【てんちむよう】

破損するおそれがあるため、荷物の上下を逆さまに扱ってはいけないということ。


天長地久【てんちょうちきゅう】

天地の存在が永久であるように、物事がいつまでも続くことのたとえ。


田夫野人【でんぷやじん】

教養がなく、礼儀を知らない粗野な人。


天地神明【てんちしんめい】

天と地のすべての神々のこと。


湯池鉄城【とうちてつじょう】

きわめて堅固なたとえ。


銅頭鉄額【どうとうてつがく】

きわめて勇猛なたとえ。


同仁一視【どうじんいっし】

差別することなくすべての人を見て愛すること。人や禽獣に区別なく接すること。


東行西走【とうこうせいそう】

忙しくあちこちと走りまわること。あちこちと奔走すること。


灯紅酒緑【とうこうしゅりょく】

歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。


刀耕火種【とうこうかしゅ】

山林を伐採して、その後に山を焼いて種を植える。焼畑農耕をいう。


当機立断【とうきりつだん】

機会をとらえて、素早く決断すること。


同気相求【どうきそうきゅう】

同じ気性のものは互いに自然に求め合い、寄り集まるようになるということ。


堂下周屋【どうかのしゅうおく】

廊下のこと。


灯火可親【とうかかしん】

涼しい秋は、あかりの下で読書するのに適しているということ。初秋の好季節の形容。


冬夏青青【とうかせいせい】

かたく守って変わらない節操のこと。


同工異曲【どうこういきょく】

手法や技量が同じであっても、とらえ方、味わいや趣きは様々であること。また、違っているようで実は大体同じようなこと。


党利党略【とうりとうりゃく】

自分が属する政党や党派の利益と、そのためにめぐらす策略のこと。


東西古今【とうざいここん】

いつでもどこでも。


土階三等【どかいさんとう】

質素な住居のたとえ。


得意忘形【とくいぼうけい】

芸術などで精神をとって表面にあらわれた外形や形式を捨て忘れること。また、得意のあまり我を忘れること。


独立独歩【どくりつどっぽ】

人に頼らず自分の力で、自分の信じるとおりに進んでいくこと。


独断専行【どくだんせんこう】

独断(自分一人の考えで勝手に決めること)で勝手に事を行うこと。


独立自尊【どくりつじそん】

人に頼らずに何事も自分の力だけで行い、自らの人格の尊厳を保つこと。


得意満面【とくいまんめん】

いかにも自慢げな様子が顔中に満ちあふれること。得意でたまらないこと。
得意そうな気持ちが、顔じゅうに表れていること。得意げな顔つき。
事が思い通りに運び、誇らしさが顔全体に現れる様子。


特筆大書【とくひつたいしょ】

ことさら人目につくように、大きく書くこと。
人目につくように、特に強調すること。


読書三余【どくしょさんよ】

読書をするのに好都合な三つの余暇のこと。


徳高望重【とくこうぼうじゅう】

人徳があって、人々からの人望も厚いこと。


読書亡羊【どくしょぼうよう】

羊の放牧中、本を読んでいて番を怠けたため、羊に逃げられてしまった意。転じて、他のことに熱中しすぎて肝心な仕事をおろそかにすることのたとえ。

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「な行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

南無三宝【なむさんぼう】

仏に帰依を誓って、救いを求めること。また、突然起こったことに驚いたり、しくじったりしたときに発する言葉。「南無三」ともいう。


南山不落【なんざんふらく】

永遠に崩れ落ちないこと。 城や要塞ようさいなどが非常に堅固で、陥落しがたいことを述べた言葉。


難行苦行【なんぎょうくぎょう】

たいへんな苦労をすること。または、多くの苦痛や困難にたえてする修行。


南船北馬【なんせんほくば】

全国を忙しく旅行すること。また、絶えず旅をしてせわしないこと。


二束三文【にそくさんもん】

売値が非常に安いこと。いくら売っても、もうけが出ないほどの安値で売ること。投げ売り。


日常茶飯【にちじょうさはん】

ごく平凡な日々のありふれたこと。また、とるに足りないこと。


日居月諸【にっきょげっしょ】

日よ月よ。君と臣。また国君とその夫人。また父母にたとえる。「居」「諸」は語末の助字。


日進月歩【にっしんげっぽ】

とどまることなく急速に進歩、発展すること。日に、月に進歩する意味から、休みなく目に見えて進歩すること。


入木三分【にゅうぼくさんぶ】

書道で筆勢が非常に強いこと。また、物事を的確に深くつっこんで考えること。


入境問禁【にゅうきょうもんきん】

国境を超えたら、まずその国・地方で禁止されていることをたずね、それを犯さないことがたいせつであるということ。


二律背反【にりつはいはん】

二つの相反する命題や推論が、同じだけの合理性・妥当性をもっていること。


二六時中【にろくじちゅう】

一日中。終日。いつも・しじゅう。


年百年中【ねんびゃくねんじゅう】

一年中いつも。常に。始終。俗にいう、年がら年中の意。

「は行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

破顔一笑【はがんいっしょう】

にっこり笑うこと。


破鏡重円【はきょうじゅうえん】

別れた夫婦がまたいっしょになること。また、離ればなれになっていた夫婦が再会すること。


博覧強記【はくらんきょうき】

広く物事を見知って、よく覚えていること。


博学多才【はくがくたさい】

知識が豊かで、多くの分野の才能に恵まれていること。


博聞強記【はくぶんきょうき】

広く物事を聞き知って、それらをよく記憶していること。


白面書生【はくめんのしょせい】

年少で未熟なこと。


博文約礼【はくぶんやくれい】

広く文献に目を通して学問を修め、礼をもって学んだことをしめくくり実践すること。


白板天子【はくはんのてんし】

晋が南渡して東晋となり、天子がその象徴である国璽なく即位したことから、北人が東晋の天子を呼んだもの。


白馬非馬【はくばひば】

こじつけや詭弁をいう。


百代過客【はくたいのかかく】

永遠に止まることのない旅人。歳月が過ぎ去って帰らないことを旅人にたとえた言葉。


白水真人【はくすいしんじん】

中国の貨幣、銭の異称。
中国後漢王朝の興起を予言したことば。また、銭のこと。


白日青天【はくじつせいてん】

晴れわたった青空と日の光で快晴という意味から転じて、心にやましいことがまったくないことのたとえ。また、はっきりしていること。無実が明らかになること。


白眼青眼【はくがんせいがん】

相手によって冷淡になったり、歓迎したりすること。


白衣三公【はくいさんこう】

無位無官の人が出世して、高い位につくこと。


幕天席地【ばくてんせきち】

小さいことにこだわらないこと。また、志の大きいこと。


馬氏五常【ばしごじょう】

多くの中で一番すぐれているもののこと。


馬耳東風【ばじとうふう】

人の意見や批評を心に留めず、聞き流すこと。
また、何を言っても反応がないこと。


馬歯徒増【ばしとぞう】

無駄に歳をとること。


発人深省【はつじんしんせい】

人を啓発して、物事を深く考えるようにさせること。


白黒分明【はっこくぶんめい】

よいものと悪いものとの区分がはっきりしていること。


八方美人【はっぽうびじん】

どの点からみても欠点のない美人。誰に対しても如才なくふるまう人。(如才ないとは、てぬかりがない・気がきく・愛想がいいという意味)


半知半解【はんちはんかい】

自分のものになっていない、なまはんかな知識や理解のこと。一つの事を知っていても半分しか理解していないという意味。半可通。


反間苦肉【はんかんくにく】

敵同士の仲を裂き、敵をあざむくこと。


班田収授【はんでんしゅうじゅ】

大化改新の土地制度。


半死半生【はんしはんしょう】

ほとんど死にかかっていること。今にも死にそうで、やっと生きている状態。


反面教師【はんめんきょうし】

悪い面の見本で、それを見るとそうなってはいけないと教えられる人や事例のこと。それを見ることで、反省や戒めの材料となるような人や物事。その言行が、そうしてはいけないという反対の面から、人を教育するのに役立つのでいう。


半信半疑【はんしんはんぎ】

半分は信じ、半分はうたがうこと。
うそか本当か決めかねて迷うようす。


美意延年【びいえんねん】

なんの心配事もなく気分が楽しければ、長生きできるということ。


飛花落葉【ひからくよう】

絶えず移り変わるこの世の、無常なことのたとえ。春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意から。


飛耳長目【ひじちょうもく】

物事の観察に鋭敏で、見聞が広く精通していること。観察力や情報の収集力があり、物事に通じていることの形容。


肥肉厚酒【ひにくこうしゅ】

肥えてうまい肉とうまい酒。贅沢な酒宴。


百家争鳴【ひゃっかそうめい】

さまざまな立場の人が自由に議論をすること。


百下百全【ひゃっかひゃくぜん】

百のうち一つもかけることなく完全であること。


百二山河【ひゃくにのさんが】

非常に堅固で大事な場所。


百戦百勝【ひゃくせんひゃくしょう】

戦ってすべて勝つこと。


百川帰海【ひゃくせんきかい】

多くの散らばっているものが一か所に集中するたとえ。また、衆人の考えが一点に集まることのたとえ。


百年河清【ひゃくねんかせい】

黄河の水が澄むのを長いこと待っている意から、まったく当てにならないことをいつまでも待つことのたとえ。


百発百中【ひゃっぱつひゃくちゅう】

①放った矢や弾丸がすべて命中すること。
②計画や予想がすべて思い通りになること。


百人百様【ひゃくにんひゃくよう】

人は、めいめいがそれぞれ違った考え方ややり方をするということ。百人いれば、百種類のありさま・すがた・かたちがあるという意。


表裏一体【ひょうりいったい】

二つのものの関係が、表と裏のように密接で切り離せないこと。


氷炭相愛【ひょうたんそうあい】

世の中にありえないことのたとえ。また、友人どうしが互いに戒めあうたとえ。


貧者一灯【ひんじゃのいっとう】

まごころの貴いことのたとえ。貧しい者からのわずかばかりの寄進のこと。真心がこもり、富める者の豪勢に勝るという意味。


品行方正【ひんこうほうせい】

心や行いが正しく立派なさま。


武運長久【ぶうんちょうきゅう】

戦場での幸運が長く続くこと。または、出征した兵がいつまでも無事なこと。


不易流行【ふえきりゅうこう】

いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。


不解衣帯【ふかいいたい】

あることに不眠不休で専念すること。衣服を着替えることもしないで仕事に熱中すること。


福徳円満【ふくとくえんまん】

幸福や財産に恵まれ、満ち足りているさま。


不言不語【ふげんふご】

口に出して何も言わず、黙っていること。


不言実行【ふげんじっこう】

あれこれ言わず黙って、しなければならないことを行うこと。


不耕不織【ふこうふしょく】

生産的な仕事をしないこと。またはそのような身分。武士。


富国強兵【ふこくきょうへい】

国の経済力を高め、軍事力を増強すること。国を冨まし兵を強くするという意味。


父子相伝【ふしそうでん】

学術や技芸などの奥義を父からわが子だけに伝えること。


無事息災【ぶじそくさい】

病気や災難や、心配事もなく平穏に暮らしていること。


不断節季【ふだんせっき】

一日一日を節季のつもりで、借金をしないでまじめな商売をしていれば、決算期になっても困ることはないということ。


不知案内【ふちあんない】

知識や心得がなく、物事の事情やようすがよくわからないこと。


仏足石歌【ぶっそくせきか】

仏足石の歌碑にきざまれた和歌の形式で、三十一音の短歌の末尾にさらに七音加えた形。


不得要領【ふとくようりょう】

話の要点がはっきりせず、何を言いたいのかよくわからないこと。


不買美田【ふばいびでん】

子孫を甘やかし安楽な生活をさせるような財産を残さないこと。


不老不死【ふろうふし】

いつまでも年をとらず、死なないこと。


文章絶唱【ぶんしょうのぜっしょう】

きわめてすぐれた文章、詩歌のこと。


文従字順【ぶんじゅうじじゅう】

文章の筋がとおっていて、表現もよどみなくわかりやすいこと。


分合集散【ぶんごうしゅうさん】

離れたり集まったりすること。また、協力したり反目したりすること。


文芸復興【ぶんげいふっこう】

十四世紀末から十六世紀初めにかけてイタリアを中心として全ヨーロッパにひろがった、ギリシャ・ローマ・の古典文化を手本とする学術上・芸術上の革新運動のこと。ルネサンス。この結果、神中心の文化から、人間中心の近代文化を形成するにいたった。


文明開化【ぶんめいかいか】

人間の知恵、知識が進んで、世の中が進歩し開けること。特に明治初期の思想・文化・制度の近代化、西洋化した現象。


文武両道【ぶんぶりょうどう】

学芸と武道の意。また、その両方にすぐれていること。


平身低頭【へいしんていとう】

ひれ伏して頭を下げ、恐れ入ること。ひたすら謝ること。ぺこぺこすること。


米塩博弁【べいえんはくべん】

詳細にわたって議論し、話し合うこと。また、くどくどと話すこと。


別有天地【べつゆうてんち】

俗世間を離れた理想的な別天地があるということ。


変態百出【へんたいひゃくしゅつ】

形をいろいろと変え、また姿も変えること。


変法自強【へんぽうじきょう】

法律や制度を改革して自国を強くすること。


暮雲春樹【ぼうんしゅんじゅ】

遠くの友を切になつかしむ情。


望聞問切【ぼうぶんもんせつ】

医者の診察で重要な四つの方法。


望文生義【ぼうぶんせいぎ】

文字の意味をあまり考えず、見当で勝手に解釈すること。


豊年満作【ほうねんまんさく】

農作物が豊かにみのり、収穫の多いこと。また、その年。


暴言多罪【ぼうげんたざい】

手紙などで言い過ぎたこと、失礼なことをわびる語。


放言高論【ほうげんこうろん】

言いたい放題に自由に言論すること。


忘恩負義【ぼうおんふぎ】

恩を忘れ義理にそむくこと。


報本反始【ほうほんはんし】

天地や祖先などの恩に報いること。


暴飲暴食【ぼういんぼうしょく】

度を過ごして飲食すること。むやみに飲んだり食べたりすること。


北窓三友【ほくそうのさんゆう】

琴と詩と酒のこと。


本来面目【ほんらいのめんもく】

人の手を加えないありのままの本性のこと。

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「ま行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

真一文字【まいちもんじ】

漢字の「一」のように真っすぐであるさま。一直線。


末法末世【まっぽうまっせ】

時代がくだり、道徳が衰え乱れた末の世のこと。


三日天下【みっかてんか】

権力を握っている期間が、きわめて短いことの形容。


密雲不雨【みつうんふう】

前兆があるのに、まだ事が起こらないこと。また、恩恵が下に行きわたらないこと。


名字帯刀【みょうじたいとう】

江戸時代、平民が家柄や功労によって姓を名のり、刀をさすことを許されたこと。庄屋や豪商など。


無位無官【むいむかん】

位階もなければ官職もないということ。名誉にも地位にも関係のない庶民であるということ。


無我夢中【むがむちゅう】

あるものごとに心を奪われて、自分の現在の状態を忘れること、またそのさま。


無芸大食【むげいたいしょく】

特技や取り柄がないにもかかわらず、食べることだけは人並みであること。また、そのような人をさげすんでいう語。自分のことを謙遜けんそんしていう場合にも用いられる。


無茶苦茶【むちゃくちゃ】

筋道が立たないこと。また、物事のやり方が並はずれて激しいさま。さらに何がなんだかわからないさまにもいう。


無明長夜【むみょうじょうや】

衆生が煩悩にとらわれ悟りを得られないこと。


無量無辺【むりょうむへん】

限りなく広大なこと。物事の程度や分量などが計り知れないこと。仏教の語。


無理往生【むりおうじょう】

むりやり押しつけて従わせること。


無理無体【むりむたい】

相手のことをまったく考慮しないで、強引に物事を行うさま。


無二無三【むにむさん】

ただ一つしかなく、それに代わるものがないこと。転じて、一つの物事に心を傾けてそれに没頭するさま。


無念無想【むねんむそう】

無我の境地に入り、無心になること。または、しっかりした考えを持っていないこと。思慮のないこと。


無病息災【むびょうそくさい】

病気にもならず、災難にもあわないで、健康であること。達者、元気で暮らしていること。


名存実亡【めいそんじつぼう】

名前だけが残って実質が失われること。物事が見かけだけになること。


名声過実【めいせいかじつ】

実際よりも評判のほうが高いこと。評判どおりではない意。


盟神探湯【めいしんたんとう】

我が国の古代、真偽正邪を裁くのに神に誓って手で熱湯を探らせたこと。
神に誓って湯を探ると正しい者はただれず、邪なものはただれるとしたもの。神明裁判の一つ。


名実一体【めいじついったい】

名称と実質、評判と実際とが一致していること。


明明白白【めいめいはくはく】

非常にはっきりしているさま。はっきりとして疑わしいところが全くないさま。


明鏡止水【めいきょうしすい】

邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。


面向不背【めんこうふはい】

どこから見ても、整っていて美しいこと。また、どこから見ても同じであること。


面従腹背【めんじゅうふくはい】

うわべだけ上の者に従うふりをしているが、内心では従わないこと。


面従後言【めんじゅうこうげん】

面と向かったときはこびへつらって従うが、陰ではあれこれと悪口を言うこと。


面張牛皮【めんちょうぎゅうひ】

面の皮の厚いことのたとえ。非常に厚かましいこと。鉄面皮。面に牛皮を張る意から。


面目一新【めんもくいっしん】

世間の評判が一新して、それまでとは違う高い評価を得ること。また、外見や内容が全く新しく変わること。


綿裏包針【めんりほうしん】

表面は柔和で当たりがよいが、ひそかに悪事を抱いていること。


目指気使【もくしきし】

言葉を出さず、目くばせや顔つきだけで、目下のものをこき使うこと。


目食耳視【もくしょくじし】

見た目にとらわれ、味よりも外見が豪華な食べ物を選び、世間の評判を気にして衣服を選ぶこと。衣食の本来の意義を忘れて、ぜいたくな方向に流れていくこと。


物我一体【もつがいったい】

仏教で、他の物(者)と自己が一つになり、他もなく我もない境地。


門外不出【もんがいふしゅつ】

すぐれた技術や貴重な物などを厳重にしまっておいて、決して他人に知られないように人に見せ付けたり自慢することなく隠して外に出さないこと。
大切な物を部外者に見せないように、めったに他人に見せたり貸したりせず秘蔵すること。
貴重であり、値打ちがあり、他人には容易に見せられないこと。


門戸開放【もんこかいほう】

制約を取り払って、出入りを自由にすること。また、外国に対し市場を開放して、経済活動を自由にすること。


門前成市【もんぜんせいし】

人が多く集まることのたとえ。人の出入りが多く門前が市場のようににぎわうこと。


問答無益【もんどうむえき】

話し合ってもなんのたしにもならないということ。話を打ち切るときに用いる。


問答無用【もんどうむよう】

話し合っても無意味なさま。これ以上話し合いを続けても無駄なため、議論を終わらせる場合などに使う言葉。

「や行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

約法三章【やくほうさんしょう】

中国漢の高祖劉邦が作り、民衆に約束した三つの法律のこと。後に転じて、物事を行う際に、事前に決めておく簡単な約束事・規則のことをいう。また、簡単な法律の総称。


薬石無効【やくせきむこう】

薬や医者の治療もききめがないこと。


右文左武【ゆうぶんさぶ】

文武両道を兼ね備えること。天下を治める道をいう。


有厚無厚【ゆうこうむこう】

ほんとうに厚いものは厚薄をいうことができないから厚さがないのとかわらない。


有名無実【ゆうめいむじつ】

名前ばかりでその中身がないこと。名前だけが立派でその名前に見合った実質が伴っていないさま。


有職故実【ゆうそくこじつ】

朝廷や公家、武家の昔からの行事や法令・儀式・制度・官職・風俗・習慣の先例、典故。また、それらを研究する学問。


有言実行【ゆうげんじっこう】

口に出したことを、責任をもって実行すること。


油断大敵【ゆだんたいてき】

気をゆるめていると大きな失敗のもとになるから、油断というものはおそろしい敵と同じである、と油断することをいましめた言葉。


用舎行蔵【ようしゃこうぞう】

出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。


用行舎蔵【ようこうしゃぞう】

出処進退をわきまえていること。君主に認められれば世に出て仕事を行い、捨てられれば引退して静かに暮らすこと。孔子が処世の基本的立場を述べた語。


羊腸小径【ようちょうしょうけい】

羊の腸のように、曲がりくねっている山の小道のこと。


夜目遠目【よめとおめ】

(女の人は)はっきり見定められないときのほうが美しく見えるということ。暗い夜とか遠い所からとか笠を着けていてはっきり見定められないときのほうが実際より美しく見える意。

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「ら行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

落花流水【らっかりゅうすい】

散る花と流れ去る水のことで、去りゆく春をいった語。転じて、人や物が落ちぶれることのたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じあうことのたとえ。


覧古考新【らんここうしん】

古きをかえりみて、新しきを考え察すること。


乱雑無章【らんざつむしょう】

めちゃくちゃですじみちが立たないこと。


利害得失【りがいとくしつ】

利益と損失。得るものと失うもの。自分の得するものと損をするもの。


立身出世【りっしんしゅっせ】

成功して、有名になること。社会的に認められ、世間に知られるようになること。


理非曲直【りひきょくちょく】

道理に合っていることと合っていないこと。不正なことと正しいこと。


流星光底【りゅうせいこうてい】

勢いよく振り下ろす刀の光を流星にたとえていう。


良知良能【りょうちりょうのう】

経験・教育などをしなくても、生まれながらに備わっている知恵や能力。子が親を敬愛することの類(たぐい)をいう。


緑林白波【りょくりんはくは】

盗賊の異名。


緑酒紅灯【りょくしゅこうとう】

歓楽と飽食のたとえ。また、繁華街・歓楽街のようす。


量体裁衣【りょうたいさいい】

実際の状況に応じて、物事を現実に適した形で処理する策を講じること。からだの寸法を測って、寸法通りに衣服を作る意から。


量才録用【りょうさいろくよう】

人それぞれの才能をよく考えて登用すること。


良玉精金【りょうぎょくせいきん】

性格が穏やかで純粋なこと。


良弓難張【りょうきゅうなんちょう】

才能のある人物は使いこなすのは難しいが、上手に使えば非常に役に立つということ。


理路整然【りろせいぜん】

文章や話が、秩序立てた論理で展開されているさま。


臨機応変【りんきおうへん】

ものごとを、その時その場の状況に合わせて、適切に処理すること。状況に応じた行動をとること。


臨終正念【りんじゅうしょうねん】

死に臨んで心静かに乱れないこと。また、死に臨んで心静かに阿弥陀仏を念じて極楽往生を願うこと。


冷暖自知【れいだんじち】

水の冷暖は自分で飲んでみて知るように、真の悟りは修行を積み重ね、自分で会得するものであることのたとえ。


老成持重【ろうせいじちょう】

十分な経験があり、そのうえ慎重なこと。


老成円熟【ろうせいえんじゅく】

経験が豊富で、人格・知識・技能などが十分に熟達して、ゆたかな内容を持っていること。


老少不定【ろうしょうふじょう】

人間の寿命は年齢に関係なく、予知できないものだということ。


六十耳順【ろくじゅうじじゅん】

六十歳で人の言うことが素直に受け入れられるようになった。

「わ行」の漢字検定【漢検】5級の四字熟語と意味

和顔愛語【わがんあいご】

なごやかで親しみやすい態度のこと。

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