【四字熟語】
小春日和
【読み方】
こはるびより
【意味】
冬のはじめのころの、春のようなあたたかい天気の日。
晩秋から初冬にかけて、特に立冬(11月6日)を過ぎてからの春のように暖かい晴れた日のこと。
注意 「春」の字に勘違いし、冬から春にかけての暖かい時期をいうのは誤りです。
暖かい陽気が続く11月頃の気候に使われ、「小春日和」「小春」の季語は冬となっています。
暖かい陽気が続く11月頃の気候に使われ、「小春日和」「小春」の季語は冬となっています。
【語源・由来】
「小春」は陰暦10月の別名で、現在の太陽暦では11月に相当します。小春は「小六月」ともいいます。
この頃は春のように穏やかな晴れの気候が続くことから「小春」といわれます。
「日和」は晴れたよい天気のことを意味します。
小春日和は「小春日」ともいいます。
【類義語】
–
【対義語】
‐
【英語訳】
Indian summer
saint martin’s summer
mild late autumn weather
mild late fall weather
calm autumn weather
balmy autumn weather
warm autumn weather
小春日和(こはるびより)の使い方

いよいよ12月に入って、今年はあと残り一ヶ月で終わりだね。

うん。だいぶ寒くなってきたよね。

でも昨日は快晴、とても暖かい一日で、本当に小春日和だったね。

うちの家族は天気が良かったから昨日、公園に遊びに行ってきたよ!
小春日和(こはるびより)の例文
- 小春日和だったことから紅葉狩りに出かけた。
- 晴れた暖かい秋の気候のことを小春日和と言います。
- 小春日和が気持ちよく、家族全員で外出することになった。
- 最近肌寒くなってきたけど、今日は一転、暖かくて穏やかな気温で小春日和の一日となった。
- 小春日和となったことから果物狩りをすることとなった。
まとめ
なぜ、小春日和を英語でインディアンサマー(Indian summer)と言うのでしょうか。
語源は18世紀後半、インディアンと植民地をめぐる争いが行われていた頃の北アメリカから発生しています。
インディアンは入植者に奪われた土地を取り返すための襲撃の時期を決めるのに、雪が降ったり、底冷えして霜が降りたあと暖かくなることが見込まれる時を選んでいたそうです。
このような時期に襲撃することで、溶けた雪や氷が地面をぐちゃぐちゃにしてくれるので、自分たちの足跡が残らずに追われることがなかったからだと言われています。