【四字熟語】
蒟蒻問答
【読み方】
こんにゃくもんどう
【意味】
まとはずれで、とんちんかんな質問や返事のこと。
【語源・由来】
にわか坊主になった、蒟蒻(こんにゃく)屋の六兵衛(ろくべえ)が、旅僧から禅問答をしかけられて、蒟蒻の出来具合のことと勘違いをして返事をしたけれど、それがかえって旅僧を感服させたという古典落語から出た語。
【典拠・出典】
古典落語「蒟蒻問答」
蒟蒻問答(こんにゃくもんどう)の使い方
健太くんは、友達といつもどんな話をしているの?
大抵みんな、自分の話したいことを好き放題話しているだけさ。相手の話なんて、聞いていないことが多いよ。
毎日あんなに大騒ぎしているけれど、蒟蒻問答をくり返しているだけなんて、あきれたわ。
案外楽しいものだよ。ともこちゃんも一緒にどうだい?
蒟蒻問答(こんにゃくもんどう)の例文
- 彼らは毎日、蒟蒻問答をしているだけで、意味のある話し合いなどしていないそうだ。今後の会議の進め方について、見直す必要があるようだ。
- 母と祖母の会話は、蒟蒻問答のくり返しだ。本人たちは、大真面目に話しているけれど、聞いている方は笑いをこらえるのに必死だ。
- 彼に聞いたって、とんちんかんな返事をされるだけだよ。彼と話すことは、蒟蒻問答だと覚えておいた方がいい。
- 今後のことについて、父に相談をしたけれど、どうやら蒟蒻問答だったようだ。自分のことは、自分で決めるしかないのかもしれない。
まとめ
蒟蒻問答というように、的外れでとんちんかんな返事をされることがあるのではないでしょうか。
相手の話は、じっくりと聞いてしっかりと理解する必要がありますね。
しかし、的外れだと思ったことが、新しい発見になることもあるかもしれませんね。
人の発想というものは、面白いものなのではないでしょうか。