著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

行尸走肉【こうしそうにく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
行尸走肉

「行屍走肉」とも書く。

【読み方】
こうしそうにく

【意味】
才能や学問もなく、何の役にも立たない無能な人のたとえ。

【語源・由来】
「尸」は死体のこと。歩く屍と走る肉という意味で、どちらも魂のない肉体だけの存在という意味から。

【典拠・出典】
拾遺記』「六」

【類義語】
・飲食之人(いんしょくのひと)
酒嚢飯袋(しゅのうはんたい)
走尸行肉(そうしこうにく)

行尸走肉(こうしそうにく)の使い方

健太
ともこちゃん。先生に押し付けられた仕事がたくさんあるようだね。
ともこ
ええ。今日中に終わるかしら?
健太
じゃあ僕が手伝うよ!
ともこ
健太くんは行尸走肉だから帰っていいわよ。余計に時間がかかってしまうわ。

行尸走肉(こうしそうにく)の例文

  1. 今、英語を話すことが出来る人が必要なの、話せない君は行尸走肉です。
  2. 医療の知識がない行尸走肉は、治療の邪魔だから離れてください。
  3. 将棋が得意って言うから呼んだのに、まさか行尸走肉だったとは。
  4. そんなことも知らないなんて行尸走肉ですね。
  5. 短い人生、行尸走肉で終わるのはもったいない、何か目標を見つけてそれをとことん極めてみよう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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