【四字熟語】
君辱臣死
【読み方】
くんじょくしんし
【意味】
主君が人から恥辱を受けたならば、その臣下たる者は、身命を投げ捨てても主君の恥をすすがなければならない。臣下は、主君と生死苦楽をともにすべきだとする中国、戦国時代の范蠡(はんれい)のことば。
【典拠・出典】
『国語』「越語・下」
君辱臣死(くんじょくしんし)の使い方
忠臣蔵って、まさに君辱臣死の精神の話だよね。
そうね。君辱臣死の精神はわからないではないけれども、家臣の家族のことを思うとやり切れないわよね。
最近の研究では、忠臣蔵の話は美談化されていて、実は違うんじゃないかって話だよ。
余計に切ないわ。
君辱臣死(くんじょくしんし)の例文
- 健太くんは、君辱臣死の思想を持っているので、主君ともこちゃんの汚名を雪ぐつもりだ。
- 君辱臣死を貫こうとしているともこちゃんを止めることにした。
- 主人の恥をすすぐため、君辱臣死を胸に敵討ちに出る決意を固めた。
- 健太くんは、自分の命をかけて主君の汚名を雪ぐことに躊躇したが、君辱臣死の心を熱く語られ、敵を討とうと心に決めた。
- 君辱臣死の精神で、社長が受けた辱めは、社員である僕たちがすすぐ。