著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

恐惶謹言【きょうこうきんげん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
恐惶謹言

【読み方】
きょうこうきんげん

【意味】
恐れかしこまり、つつしんで申し上げる意。相手に敬意を表するために手紙の末尾に用いる語。

【語源由来】
「恐惶」は恐れかしこまること。「敬具」「敬白」などと同様に用いる。

【典拠・出典】

【類義語】
恐恐謹言(きょうきょうきんげん)
・恐惶敬白(きょうけいはく)

恐惶謹言(きょうこうきんげん)の使い方

健太
昨日、異動していった先生に手紙を書いたんだよ。
ともこ
ちゃんと文末に恐惶謹言って書いた?
健太
ええっ。何それ?何かの呪文?
ともこ
手紙の最後に書いて尊敬の意思を伝える言葉よ。今度、手紙のマナーの本を貸すから読んでみてね。

恐惶謹言(きょうこうきんげん)の例文

  1. 手紙の最後に恐惶謹言と書かれてある丁寧な手紙が届きました。
  2. メールが優勢になって、いつか恐惶謹言は死語になるのでしょうか。
  3. 文末に恐惶謹言と書いてある手紙をもらうと、こちらも背筋を伸ばして読まないといけないなと思ったりします。
  4. 恐惶謹言と書かれた手紙をもらい、もらったこっちの方が恐れて恐縮してしまいました。
  5. 今時、手紙に恐惶謹言と書いて、敬意を示してきた健太くんに敬意を表したい。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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