著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

九棘三槐【きゅうきょくさんかい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
九棘三槐

【読み方】
きゅうきょくさんかい

【意味】
三公九卿。政界の最高幹部のこと。

【語源・由来】
「九棘」は中国の九郷の別称。「三槐」は中国の三公の別称。中国の周の時代に、君主が朝廷の庭の三公の位置を示す場所に槐の木を植え、九郷の場所を示す場所に棘の木を植えていたということから。

【典拠・出典】
後漢書』「寇栄伝」

【類義語】
槐門棘路(かいもんきょくろ)
・公郷大夫(こうけいたいふ)
・三槐九棘(さんかいきゅうきょく)

九棘三槐(きゅうきょくさんかい)の使い方

健太
なんで、あんな失言が多い人が九棘三槐でいられるんだろうね。
ともこ
首相が弱みでも握られているのかしらね?
健太
それはきっと、宴会の時の酔っぱらった恥ずかしい写真とか、そういうとてつもない弱みなんだろうね。
ともこ
そんなものじゃないと思うわよ。

九棘三槐(きゅうきょくさんかい)の例文

  1. 努力した彼は、九棘三槐の地位にまで昇り詰めました。
  2. 彼は、九棘三槐に選ばれてから人が変わったように尊大な態度をとるようになりました。
  3. 九棘三槐が裏で首相を操っているという噂があります。
  4. 今回の九棘三槐は、二世議員ばかりで先行きが不安です。
  5. 近年、九棘三槐に女性の割合が増えてきました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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